ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

板長ロク🐟

              バーナーで炙って完成


 雨が降ろうが槍が降ろうが見守り隊の朝立ちすると決めたので、雨靴を求めて買い物に出掛けた。長靴という物は持っているのだが、それでは散歩も出来ないし、朝立ちスタイルとしてもダサい気がする。最近は雨靴もお洒落になり、名前までレインブーツと言うらしい。
 買い物ついでに鮮魚で人気のスーパーにも寄り道してきた。次の検診まではしばらく休肝しようと決意していたのに、上りカツオが安く売られている。“女房を質に入れても初鰹” と言う川柳が江戸っ子ロクの頭をよぎる。もとい、浪速っ子だった。更に鮮度抜群のチヌ(黒鯛)の目と目が合ってしまった。春が旬の鰆の大振り魚卵まで並んでいる。魚料理となればロクの出番である。上りカツオはたたきにしたい。藁がないのでバーナーで炙ることにする。宴会でもするのと言うほどの量になったが、残れば手作りポン酢漬けにしておけば翌日までは大丈夫である。流石にチヌまで食べられないので昆布締めにしておき、アラ煮だけにしておいた。一緒に煮た卵が弾けて、それだけで一品になる。
 ニンニクも知り合いの方に頼み新たに40個をゲットしてきた。一度に黒大蒜に出来るのは20個止まりである。3回分の量が揃ったので、後日分けてもらうことしておいた。カツオのたたきにニンニクを大盤振る舞いしたことは言うまでもない。


「酒断ちを するのか迷わす 初鰹」

四つ葉探し🍀

             五つ葉を含めて12枚ゲット

           キンランと若い株


 子どもの見守り隊の仲間が散歩途中で見付けたと四つ葉のクローバーを下さった。別に少女趣味でもないのだが、折角届けて頂いたものだから大切にしたいとパウチして保存することにした。
 昨日は曇り予報だったが、何時雨が降り出してもおかしくないような空模様である。山に登ろうかと誘われたが、前日の雨で山道は泥濘んでいるだろうとの判断から三草山の麓歩きに切り替えた。先日確認したキンランがどうなっているか観察もしてみたい。麓歩きといえどもぬかるみを想定してハイカットの山靴で薄暗い旧道に侵入していく。鹿の足跡が目に付いたので、食べられていないかとの不安が頭をよぎったが、蕾を付けていた一株は無事だった。近くにまだ花を付けない若い株まで発見できた。
 気をよくして周回コースを練り歩く。僕の興味を押しつけても気の毒なので、後半は妻の歴史散策に切り替える。お堂まで行きたいと言うから付き合う。でもそこがどんな歴史的謂れがあるのかとんと興味がない。狭い境内にはシロツメクサが繁茂しているので、腰を据えて四つ葉探しを愉しんだ。シロツメクサはマメ科特有で小葉が3枚で構成されている。四つ葉になる確率は1万分の1と推定されている。1万の葉を探せば必ず四つ葉が見つかるはずである。ところが何の苦労もしないのに四つ葉が目に飛び込んできた。同じ株で他にも見つかる。四つ葉発生の要因は遺伝子に依るのか、環境に依るのか議論の分れるところだが、同じ株に出ているというのは過去にも経験しているので、環境と遺伝子双方の要因が重なり合っているように考えられる。
 四つ葉のクローバーは幸福のシンボルとしての十字架に見立てられる。それぞれの小葉は誠実・希望・愛情・幸運を表すらしい。12枚もゲットできたので当分は幸せいっぱいで過ごせそうである。五つ葉はどんな幸運をもたらせてくれるのだろうか。


「クローバー 児らに自慢の 四つ葉かな」

薬(やく)切れ😞

            炊飯器屋外設置用に雨除け覆い

              花火のようなハナウド


 黒大蒜(にんにく)を常用しだして数年になる。それが体に善いという思いは、半ば宗教的感覚でしかない。鰯の頭も信心からと言う類いの話だろう。昨年も道の駅などでニンニクを見付けては買いあさり、200個位も黒大蒜に加工した。身内などに配り、残りを我が家用として毎日2片ほど食べ続けた。それが効を奏したのか風邪を引かなかった。その在庫もついに底をついてしまい、いわゆる薬切れ状態に陥っている。
 今年初のニンニクが道の駅に出荷される時期を迎えた。まだ奔りだが妻のニンニク漁りがスタートする。とりあえず18個をゲットしてきた。2週間ほど乾燥させなければならない。更に炊飯器に入れ保温で2週間以上待たなければ、黒大蒜に仕上がらない。6月中頃になれば2021年度初物が出来上がるが、それまでは薬切れ状態が続くので、風邪など引かないように注意しなければならない。医療従事者に余分な負担をかけない!と言うのも我々の細やかな心がけだろう。
 ハナウドがあちらこちらで散見出来るようになってきた。一昨年は山菜として春先に利用したものだが、花の時期を迎えると初夏を演出してくれる植物に変身する。まるで花火が夜空にパッと開いたような花姿である。大形花序の外側ほど花が大きい、というのも花火を連想させてくれるのに充分である。


「道の駅 大蒜出たと 人の列」

萵苣の木(エゴノキ)

               森のシャンデリア

                エゴの猫足


 走り梅雨かと思っていたが、近畿から一気に東海地方までが梅雨入り宣言した。例年より20日ほど早い梅雨入りである。雨の降らぬうちに買い物散歩を、と支度をしたが間に合わなかった。エイままよ!と雨支度で出掛けることにする。今年は雨靴でも買って雨中散歩でも愉しむかと、ステイホームの過ごし方を夢想してみる。
 足元にエゴの花が落ちている。見上げると高いところで花を付けているのが確認できる。この植物も花を落として初めて存在を知られる、と言う季節限定の樹種である。図鑑で漢字表記を確認してみたが、古名と別名しか見当たらない。万葉集では「知左(ちさ)」と詠まれている。タイトルで別名の萵苣(ちしゃ)をエゴノキに充てているが、野菜のチシャの花が咲く頃に、エゴノキの花が咲くと言うことで名付けられたようである。「売子の木」としている場合もある。いずれにしてもエゴノキに結びつかない和名表記である。お気に入りは「森のシャンデリア」という詩的表現である。エゴの花を観た方なら納得して頂ける。
 エゴノキは実がエグイというのが命名の由来である。エゴサポニンという毒性分を含むので、シャボンの代わりに使ったり、その毒で魚を麻痺させて獲る漁法に使われたりしていた。現在では禁止されている漁法である。虫こぶが猫脚状になるというのもエゴノキの特徴である。その因果関係も面白いがまたの機会に譲る。


「梅雨入りも パッと明るく 照らす花」

工作三昧

               工作キットの準備

                取っ手も作った


 散歩に出ようとしたが「暑いよ!」と出鼻をくじかれた。仕方なしに幽閉状態に甘んじなければならない。バランスとんぼの試作品が上手く出来たので、同じ手順で2作目も作り、それも “やじろべえ” よろしく1点確保できている。あとはそれを格好良く飾りたい。出来れば風に任せてゆらゆら飛んで欲しい。土台に蒲鉾板を使ったが、味気ないので焼き板の雰囲気を出したい。そんなことを考えながら作った。出来上がった作品を工作室に飾り、今朝確認すると、窓からの風で飛ばされて2頭とも落下していた。支点を置くスペースが、竹の枝先「点」でしかないというのが原因だ。1mm位の穴を開ければ良いのだが・・・。今日の課題としておこう。
 九州に続き四国、中国地方も梅雨入りした。近畿地方の週間予報でも雨マークが並んで
いるので、おっつけ梅雨入りとなるだろう。ステイホームのために諦めが付くかも知れない。ただ豪雨と言うことになると話は別だが。工作の合間に家具の手入れもしている。収納タンスの引き出し部が剥げてきたので、黒竹で取っ手を付けて民芸風にアレンジさせた。僕的には満足しているのに、妻は目立ちすぎと文句を言う。ことごとく美意識に関しては齟齬をきたしている。


「空見上げ 極楽とんぼ 梅雨を待つ」