多分ミヤマキケマン
シロダモ新芽
マムシグサ
フタリシズカ
田んぼに来たカルガモ
周辺の散歩コースでは出合えない植物たちが山に入ると各種観察出来る。中には自生地が限られている珍しい種などに出合える楽しみがある。例えばミヤマキケマンなどである。ムラサキケマンは山に入らなくても見つかるが、こちらは深山を冠するだけあって山の植物図鑑に掲載されている。ヤマキケマンというものあるが違いがよく判らない。観察会なら図鑑で調べたり、仲間が教えてくれたりするので同定出来るのだが、山登りの最中で見かける植物は「多分そうだろう」位の見方で通り過ぎる。ケシ科で有毒植物だと言うことは知られているが、綺麗な花だからと鼻を近づけて深く臭いを嗅ぐと、吐き気がすると言うから注意したい。
一般的にマムシグサと言われるテンナンショウの仲間も、山道のあちらこちらで見かけるお馴染みの植物である。独特の形が神秘的な雰囲気を林内に漂わせている。シロダモなどの新芽も特異な姿で展葉を待っている。日当たりの良いところではフタリシズカが花穂を伸ばしている。花としてはヒトリシズカの方が好きなのだが贅沢は言えない。2人を冠するが1人から4人ぐらいまでの花穂を付けている。3本もあれば「不倫静」と名付けてやる。
窓の下から見下ろすと水を張った田んぼにカルガモが飛来してきた。何を探しているのだろうか。基本的には植物性の物を好むが、田んぼなどではカエルなど獲りやすいので、それを狙っているのかも。彼のクチバシを観ているとそんな能力があるようには見えないのだが。
「緑さす 山に明日の 声がして」