ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

清水の舞台から飛び降りる!

               新品のデジカメ

            先々代の泥に浸かったデジカメ

            泥浸かりデジカメ画像(燻煙中)

              ビーフジャーキー風

               柿酢絞りの過程


 デジカメが全然作動しなくなってしまった。家電量販店で3年間の保証を付加して貰っているので、まだ無料修理期限内である。1台前のカメラは湿地観察会で泥水に浸かったので修理に出したが、これは直らないというメーカーのつれない返事だった。今回はこれといった負荷をカメラに課していないので、自然故障の範疇で対応してくれるはずだ。ところが修理完了日が読めない。写真俳句には旬の写真を使うようにしているので、わざわざ邪魔になる日付を写し込んでいる。例え直るとしてもしばらくは写真が撮れない。翌日には山歩きの予定が入っている。
 そんなことが頭をかすめたので、ステイホームのおかげで少し貯まった小遣いで購入することにした。メーカーも売らんがために絶えず付加価値をつけて新機種を出している。ところがバッテリーまで変えているので、今までのものは使えなくなる。消費をあおる新自由主義的風潮には嫌悪感を持っているので、無駄を省くという観点から、修理に出した同じ機種を購入することにした。
 新しいカメラで昨日の柿酢絞りの過程と、燻製を作っていたので、それを試し撮りモチーフにして撮ってみた。燻製のソミュール液(つけ込み液)が美味しいとの評判味に辿り着いたので、少し値の張る牛肉でビーフジャーキー風に燻してみた。確かに牛は旨い!禁酒宣言しているのでビールのお供には出来なかったが。


「凍結の 道も衝動 止められぬ」

姥百合(ウバユリ)

         とても出掛けようという気にならない雪の1日

              同定できなかった野鳥


 昨年アップしたことのあるウバユリの残骸が冬空に寒々しく残っている。花もユリ科としては地味なので手折る人もいない。根茎が食用になると言うことだったが、すっかり試すのを忘れてしまっていた。鹿に食われることもなく結実して、種を飛ばし終えたものが残っていた。多年草だから今年もユリ科と思えぬ大きな葉っぱを拡げてくれることだろう。
 昨日は雪の山を歩きたい衝動に駆られたが、なかなか止む気配もない。更にデジカメが寒さの所為か作動しなくなってしまった。購入して3年になるので寿命かも知れない。ストーブで暖めてやると何とか使えるようになるが、外出先で使おうとすると冷え切って動いてくれない。僕のブログスタンスは写真俳句なので、写真がないことにはどうにもこうにもならない。ステイホームで交通費や飲み代が節約できているので、買い換えようかとも思っている。スマホで代用する手もあるが、使いこなせていないので日付など付けられるかどうか判らない。ストレスがたまる。
 カワセミの飛来を楽しみに土手道を歩くのだが、時々ジョウビタキなどにも出会う。先日もツグミぐらいの野鳥がいたので撮ってみたが、条件が悪く特徴まで撮しきれなかった。トラツグミならラッキーだが。こんな写真でも判る方がおられたら教えて欲しい。


「姥百合が 何のこれしき 寒空も」

栴檀(センダン)

              青空に映えるセンダンの実

              センダンの花(参考画像)

            センダンの若い果実(参考画像)


 今はすっかり葉を落としたセンダンの実がよく目立つ。九州、沖縄などの暖地植物とされているが、関西辺りの川筋にもたくさん自生している。淀川では絶えず伐採されるほどの繁茂樹種で、鳥たちが種を運んで自生域を拡大している。河川管理者からは厄介者扱いされている。工作材料として幹や枝を採取しに行ったのを思い出す。そんな成長力の強い厄介者植物だが、果実と樹皮に薬効があると言うことで薬用として栽培されている。果実は整腸、腹痛の薬として、樹皮は虫下しの薬になるとのこと。民間薬としてはひび、あかぎれ、しもやけに、黄熟した生の実の果肉部をすり潰して患部に塗布すれば効果があるらしい。万葉集で詠われるほど古くから親しまれてきた植物でもある。古名は楝(あうち)と呼ばれていた。
 5月頃、高木で目立たないが紫色の小さな花をたくさんつける。名前の由来は数珠玉のように木に実が残っている様を、千珠(せんだま)と見なし、それが転訛してセンダンになった。
 よく勘違いされるのは「栴檀は双葉より芳し」との諺との関係である。これは白檀(ビャクダン)という東インド、マレーシア原産の香木のことで、別名で「栴檀」と呼ばれていたのが勘違いのもとになっている。幼少期に「双葉より芳し」と言われたことはなかった。もちろん「ガキ大将」という勲章も頂けなかったのだが。


「蒼空に 数珠玉散らす 冬の華」

日本の蝶展

            ケージ内の花形「オオゴマダラ」

       擬態の代表格「コノハチョウ」

           「タガメ」を召し上がれ(おまけ)

        「こちらJOBK」玉音放送が流された寺院境内


 サークル例会2番目のテーマは箕面昆虫館の企画展「日本の蝶展」鑑賞である。基本的には自然観察サークルを謳っているが、どうしても植物観察が主になる。昆虫や野鳥観察なども年間計画には組み込むのだが、構成メンバーの比重から植物観察に偏ってしまう。野鳥観察はメンバーに「鳥屋」がおられるので準備して頂けるが、昆虫観察などをするときには専門家にレクチャーを依頼していた。昨今の状況ではそれも果たせなくなってしまった。やむなく展示されているものを観に行くと言う消極的活動にならざるを得ない。
 蝶展には日本で確認されている240種のうち232種の標本が展示されると言うので、是非皆さんにも観てもらいたいと例会テーマに組み込んだ。でもたくさんの標本よりも、ケージ内に放蝶されている蝶たちに興味があったようだ。コノハチョウの仲間も生きた姿で観察することが出来た。何と言っても大型蝶のオオゴマダラが優雅だ。仲間が1020とマーキングされたオオゴマダラを上手く撮ってくれた。旅をする蝶でお馴染みのアサギマダラでは観たことがあるが、ケージ内の大型蝶では初めての発見である。サークル事務局メンバーが昆虫館に問い合わせすると、羽化した日付をマーキングしているとのこと。3ヶ月近くもケージ内を乱舞していることになる。飼育蝶の寿命まで知りたくなった。


「ケージ内 外の寒さを 知らぬ蝶」

山凍る!

      三等三角点設置方向のレクチャー

                 氷柱と霜柱


 地元のサークル「山友会」は現役の男性群も所属する山の会だったが、軟弱な男性群が次第に体力の衰えを訴えて退いていった。会をなくしてしまうのは忍びないと元気な女性群が、後を引き継いで存続させている。とりあえず妻が皆さんを案内すると言うことで、月一で催行している。他にも2木会、3木会、歴女の会など主宰しているので山選びに苦労しているようだ。そこへ来てこのコロナ騒ぎのあおりを受け遠出出来なくなり、範囲が府内豊能郡辺りに限定されてきた。新たなルート探しの下見に付き合わされることになる。
 昨日も金曜日に負けないぐらいの冷え込みで、能勢の住民は水道管が凍結して水が出ないとこぼしておられる。そんな中、同じ郡内の隣町にある青貝山を目指した。参加者は7人で山歩きにはもってこいの人数である。最後尾をサポートしながらついて歩く。
 空気が乾燥しているので霜柱も出ないほど山道は凍てついている。アイゼンで歩いても良さそうなほど土が固まっている。水場に近付くと凍り付いて、設置された筧などから氷柱が垂れ下がり、厳寒期独特の景観を提供してくれる。
 下山道は下見もしなかったコースを使ってみた。山の位置関係は頭に入っているので、道標さえ見つかれば間違うこともない。かなりの回り道になったが、5時間17,000歩には正月気分を払拭させる効果があったことだろう。


「靴底も 舗装と見紛う 凍てた山」