ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

おもてなし料理

           手間暇掛かったチーズフォンデュ鍋

        何の脈絡のないがニシキギ科マサキの実が正月らしい


 毎年娘夫婦が年始に訪れてくれるので、板長としては腕の振るいどころだが、今年は彼等も自粛を余儀なくされているので3日に来るという。我々としては2日までは小旅行に出掛けていたので、食材を調達しに行く余裕がない。そこで思いついたのはオイルフォンデュかチーズフォンデュでもてなそうと言うアイデアである。これなら年末に食材調達も可能である。魚料理や鍋料理は何度も提供してきたので月並みだった。
 おしゃれ感もするのでチーズフォンデュ鍋を提供することにした。冷蔵庫に備蓄してある色んな野菜類を豚バラで巻いて、串刺しにしたものをトマトスープ鍋で味付けして、チーズを絡めて食べるという段取りである。鍋の延長ぐらいに考えていたが、串カツ屋の親父になったぐらい手間の掛かるもてなしだった。箸休めには生ハム巻きのラ・フランスも用意する。能勢ではバケットが手に入らないので、途中で買ってきて貰った。
 遅昼宴会のスタートにしたが、チーズフォンデュ鍋が好評で5時間ぐらいも飲み続けただろうか。能勢の地酒も用意しておいたが、ワイン中心の飲み会になった。ドイツの白ワイン、フランスの赤ワイン、リーズナブルなカリフォルニアワインetc.
 コロナと正月で3キロほども太ってしまったので、今日から禁酒宣言をして、もとの体型と体力に戻さなければならない。出来るかな?


「初鍋は 爺婆苦心の 洋風で」

歩き回った2日間

           港の見える丘から歩きコースを検討

             与謝野晶子と鉄幹の歌碑

             長い寒い連絡橋を往復

                西念寺の親鸞像

             ローカル駅の雰囲気抜群


 大晦日は11時過ぎに出掛け、3時前には日生に到着した。予定では観光案内所により旅行資料など調達するつもりだった。ところが年末年始は休業と言うことだったので、仕方なく宿に直行する。雪こそ降らないが風が強いので、宿滞在中のビールだけを探しに出掛けることにした。周辺にはスーパーやコンビニもない。辛うじて酒屋を見付けたので第3のビールをゲット。
 元日は豪華なおせちが出たが、山に登りたいのでお酒は遠慮して、お重の中身を完食することだけに精力を費やした。酒も飲まずにおせち料理を食べきるのは至難の業である。腹パンになった状態で裏山になる「港の見える丘公園」を目指した。どこかで聞いたような名前のネーミングだ。山歩きでも経験済みだが、食後の登りは堪えるものである。直ぐに息が上がりなかなか頂上まで辿り着けない。さすが頂上からの眺めは素晴らしい。日生諸島が見渡せる。歩いて行ける島の最先端まで行ってみようと元日の方針が決まる。
 寄ってみたかった「五味の市」側に下山した。近くにある歴史資料館も年末年始は休業中。あとに残された選択肢は歩くしかない。鹿と獣と密柑山しかないと思われる鹿久井島までの長い連絡橋を渡る。風が強いので帽子が飛ばされる。アップダウンの道をひたすら頭島に向かって歩く。みかん狩りの看板だけで何もない。宿で頂いた概略図にはトイレマークだあるだけで、ゴールまでの時間が読めない。何とか1時前に頭島に渡る橋まで辿り着けた。島内観光をしたいところだが、最初に見付けたお店はもちろん休業中。たらふく食べた朝食も消化してしまい、空腹感が不安感に追い打ちをかける。結局、昼飯抜きで5時間あまりも歩き、早風呂に入り夕食前の虫押さえにビールで貧しい昼食代わりとした。
 予定に組んでいたコースはどこもオープンしていないので、概略図を片手に街歩きをして、当初予定よりも早く引き上げることにした。日生の中心部は殆ど歩き回り、鳥の目で全体を俯瞰出来るほど寂しい日生を熟知してきた。


「新年の 夢はコロナで 閉ざされて」

牡蠣を求めて

            ローカル線に乗り継いで日生へ

              日生諸島には牡蠣筏が

             ホタテ貝に牡蠣が着床する

               カキオコ発祥の店

               宿のおせち料理

                舟盛り料理
 
 年末年始の小旅行は牡蠣を求めて岡山県備前市日生(ひなせ)まで足を伸ばしてきた。大寒波が押し寄せると言うことで心配していたが、瀬戸内海側の温暖地域なので、雪が積もると言うこともなく、大阪のてっぺん能勢に比べればどうと言うこともなかった。
 ただ、岡山県内では大都会と違い、自粛ムードが漂いゴーストタウンを訪れたような殺伐とした雰囲気で、明日から正月を迎えるぞという活気が見えてこない大晦日だった。町を歩いても門松なども殆ど見かけないし、神社仏閣巡りもしたが参拝者の数も疎らで、住民はどうされておられるのだろうかと心配になってきた。
 さて肝心の牡蠣だが、年末に赤穂方面の牡蠣に貝毒が見られたようで、宿泊した宿でも牡蠣三昧と言うことにはならず、しっかり火を通して召し上がれと言われてしまい、白ワインで生牡蠣を頂くという贅沢は味わえなかった。お好み焼きにたっぷりの牡蠣をトッピングした「カキオコ」が日生の名物だが、正月と言うことで殆どのお店がクローズされていた。
 牡蠣では満足感のない今回の旅だったが、海鮮料理ではこれでもかと言うぐらい漁場の味を提供していただけた。


「牡蠣筏 避ける航路の 跡残り」

今年も宜しく!(予約投稿)


 明けましておめでとうございます。
 今年もシニアの元気姿を毎日発信するつもりですから、ご笑覧頂ければ幸甚です。
 今日は旅先ですからブログアップが出来ないので、不本意ですが予約投稿で新年の挨拶を届けます。31日から2日までの小旅行になりますが、コロナと風邪には細心の注意を払いながら、免疫力を高めるための旅にしたいと計画しています。ステイホームが求められていますが、疫学的にも疑問視されています。適度な運動とバランスの取れた栄養接収、ストレスをためない事などを念頭に置いて、アクティブなスタートを切ります。元気の素は食う・寝る・遊ぶだそうです。冬の太陽を友として遊んできます。
 今年も宜しくお付き合いください。


「去年今年 闇よ吹き去れ 旅の空」

枇杷(ビワ)

            寒々とした昨日夕方の空と今朝の雪


 出来上がった干支工作を区長宅に届けるために外出しただけで、年末年始ミニ旅行の準備をしたり、工作室の片付けなどで終日閉じこもっていた。外は気圧配置が冬型に変わるべく突風が吹き荒れ、とても散歩する気にはならない。と言うことで我が家で一番元気なビワの木を紹介して、今年のブログを閉めたい。
 バラ科と思えないビワだが、昨年は沢山の実を付けてくれたので、道行く人に「自由にお持ち帰り下さい」と枝を引っ張るためのステッキまで用意してあげたのを思い出す。ところが今年はどこで臍を曲げたのか、ほとんど結実してくれなかった。成り年でなかったのだろう事は想像できるが、それにしてもひどい有様だった。でも春には若葉を採取して山菜として利用させて貰った。「安部を呼ばない桜を観る会」を開催した時に野草料理を提供したが、天ぷら材料として用意したビワの若葉の美味しさが皆さんの関心を集めた。
 ビワの葉にはさまざまな薬効があり、古くからビワ茶やビワ酒にしたりして利用されてきた。江戸時代には天秤棒で担いで売り歩く姿も、夏の風物詩になっていたようである。3000年昔から伝承されてきた仏教医学でも「ビワの葉療法」と言うのが紹介されている。乾燥肌に潤いを持たすために浴用材としても何度か使ったことがある。ビワの木を一本植えておくだけで、診療所付き住宅に住んでいるような気分になれる。今たくさんの花を付けているので、来年はビワが採取出来るだろうと心待ちしている。


「これがバラ 意表ずくめの 枇杷の花」