6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

天鵞絨毛蕊花

                ミスジチョウ
 
 何とも難しい漢字表記になりました。ビロードモウズイカと読みます。河原などで見かけますが、先日、能勢の観察会で斜面に咲いているのを見かけ、モウズイカだと教えて貰いました。ゴマノハグサ科で鹿が食べないので、多分毒を持っているのかなと勝手に想像しています。モウズイカは戦後渡来して来たようですが、ビロードモウズイカは地中海沿岸部原産の2年草で、明治に渡来して来たと山渓「野に咲く花」で紹介されています。
 随分と前から気になっていた植物です。散歩道の土手斜面に一際大きく咲く姿は存在感たっぷりなのです。花が咲き出す頃になると1m以上になります。別名で庭煙草といわれるぐらい葉も大きくなっています。葉も茎も花も雄しべまで毛で覆われているのでビロードの名を冠しています。図鑑情報も少ないので、これから観察を続けたい植物のひとつです。


「黄花咲き 蝶の舞うごと 青空に」


             花姿も葉も桐に似たキササゲ

                淡黄色の花の中

         アメリカキササゲ(5月に撮った参考画像)


 木偏に春は椿(つばき)、夏は榎(えのき)、冬は柊(ひいらぎ)ですが、秋はなかなか馴染みがないようです。木偏に秋は楸でキササゲと読ませています。そのキササゲが花の時期を迎えています。武田尾河畔に何本ものキササゲが自生しています。日本原産だと思っていましたが、古くに中国から渡来してきたようです。しかし中国よりも日本の風土に合っているのか、河原などによく自生しています。別名でカワラササゲとも言われるぐらい水辺を好みます。ササゲと名乗っていますが、マメ科ではなくノウゼンカズラ科です。同じ仲間でキササゲよりも少し早く、アメリカキササゲ(ハナキササゲ)というのもあり、こちらもササゲの様な実をつけます。花姿はキリモドキといわれるジャカランダに似て、葉もキリそっくりです。
 キササゲは高木になるところから、雲まで届くという意味合いで雷電木とも言われています。高木で水分を好む木だから避雷針代わりとして、神社・仏閣・屋敷などに植えられています。面白いのは徳川家康が雷嫌いだったので、日光東照宮と上野東照宮には雷除けとしてキササゲが植えられているとのことです。


「ようやっと 胸撫で降ろす 雷雨来て」

栗の花

               雄花が目立つ栗の木

             ひも状に垂れるクリ雄花

               雄花の根元に雌花が


 銀寄栗で有名な能勢ではクリの花が満開です。あの独特な匂いにも慣れましたが、都会から来た人には強烈な匂いと感じるようです。ブナ科植物は概ね風媒花ですが、クリは虫媒花なのです。あの匂いで虫を引き付けているのでしょう。雄花がやたらと目立ちますが、近寄って観察すると下の方に雌花が付いているのを見付けることが出来ます。何事も時期が来ないと出来ない例えに「桃栗3年、柿8年、梅は酸い酸い13年、柚子は大馬鹿18年、林檎ニコニコ25年」と云われていますが、本当にそれぐらいかかるのでしょうか。
 クリの歴史は古く青森県の三内丸山遺跡からも出土しています。当時は自生のシバグリだと思われますが、平安時代には既に改良種が栽培されていました。戦国時代には兵糧としても重要な食料で、年貢を米に換えて栗で供出してもよかったようです。我が能勢は「銀寄栗」発祥の地です。数ある品種の中では「筑波栗」「丹沢栗」に次いで集荷量では3位に位置しますが、産地的には丹波地方で栽培されています。しかし、栗出荷量では茨城県・熊本県・愛媛県にははるかに及びません。


「息殺し 花栗探り 雌見付け」