ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

一閑張

              野次馬ロクの視察現場


 所属するひとくらクラブで伝統工芸の「一閑張」作りを体験した。竹などで編まれた骨組に和紙を張り付け、その上にウルシや柿渋を塗り、補強と防水効果を高め、食器や日用雑貨として作られてきた。張り子の作り方に似ている。一説には明から日本に亡命してきた飛来一閑が伝えて広まった技術だと言われている。農民が農閑期に作っていたからという説もある。何れにしても手間暇かかるので、最近では高級料亭などの食器として使われているぐらいだ。
 本来なら竹やツルで籠なども手作りしたいが、時間の制約もあり100均で仕入れたザルなどに和紙を張り付けて、柿渋を塗るまでの作業工程だった。あいにくの悪天候である。天日干しまで出来なかったどころか、大雨警報が出ているのでお昼には公園を閉鎖しますといわれてしまった。帰宅してから残りの作業をして何とか満足出来る一閑張が出来上がった。ザルの内側はアクティブを表す「動」で裏側は言わずと知れた「酒」を配置した。またまたロクの趣味範囲が増えそうである。次回は梱包用テープで籠を編んでみたい。
 今朝も5時にエリアメールが入り、能勢町全域に土砂災害の危険性がある避難準備情報が届いた。野次馬ロクは昨日も帰りに寄り道して、川の護岸が2度に渡って壊れた状態を視察してきた。別に視察を頼まれた訳ではないのだが……。


「秋雨に 右往左往の 活動日」

干潟の生き物

            佐藤先生の諫早湾干潟調査

        過っては有明海でたくさんとれた大型貝タイラギ


 月2回の地球環境『自然学』講座も今年度10回目を迎えた。前回は高地に棲むヤスデだったが、今回は干潟に住むゴカイの研究をしている鹿児島大学の佐藤正典先生「干潟の小さな生き物たちの大きな役割」と言う事で、ゴカイの代弁者として登場された。
 日本にはゴカイは一種だけと誤解されていたが、佐藤先生は東大にある標本発掘や、音楽の都ウイーンまで足を伸ばし、博物館に展示されている日本のゴカイを確認に行かれた。各地で採取されたゴカイのわずかな違いに気付き、サトウを冠する新種ゴカイ2種を発見されるなど、ゴカイ研究の第一人者である。
 学術的な話は軽く流され、干潟がいかに大事かと言う話が主なテーマだった。諫早湾の閉め切り訴訟でも、干潟がいかに大事かなど法廷にアサリを持ちこんで、眼に見える状態での浄化実験をされるなど活躍された。防災でもスーパー堤防より「人間が一歩下がって干潟を維持する事が人類の未来に繋がる。」と警鐘も発せられている。
 この講座を監修されておられる京大名誉教授の田中先生も、一番先に絶滅するのは生物の頂点に立っている人間だろうと危惧されている。弱者といわれる生き物ほど自然環境に適応して種を守ってきた。人間は種の保存に目が向いていない愚かさを抱えている。世界中で緊急に取り組まなければならない温暖化にすら眼が向いていない。トランプや安倍君を見ていてつくづく情けなくなる。もちろんお隣の大国なども含めてだが。


「水も来ぬ マンション5階 台風禍」

見付けた~!

             始めて出合ったミヤマウズラ


 昨日早朝、雨音があまりにも激しいので目を覚ました。4時である。トンボのメガネ例会日。前日の天気予報でも終日雨になっていたが、下見でコース確認してあるので催行することにしていた。ところがこの雨である。下見後に台風も近畿を直撃している。無理は禁物!とすぐさま皆さんに中止連絡のメールを送った。それでも主催者としては集合場所まで行くことを心掛けている。やはり朝メールを見ていないという方もおられて、集合駅には6人が集まった。危険個所があれば引き返すことを条件に高代寺山をめざした。
 今回の目的は誰も出合ったことのない貴重種ミヤマウズラを観てみたいとの思いが強い。下見の時には見付けられなかった。環境省での絶滅危惧種にはまだ指定されていないが、県単位では既に絶滅危惧が心配されている貴重な野生ランである。仲間が特徴や生育場所などネットで調べてくれた。頂上近くまで登ったところで「これじゃない!」と落葉の間から15cmほどの花茎を出している1本を見付けてくれた。葉脈の模様がウズラに似ているので名付けられたミヤマウズラである。深山を冠しているが決して高い山ではなく、里山程度の低いところに自生する。皆さんも特徴を掴めたので帰り道では何本かのミヤマウズラを見付ける事も出来た。
 4年前に猪の檻で捕まったツキノワグマも見て貰いたいので、途中で拾った未熟ドングリなど持って行く。雨が降ったので寝床に隠れて出て来ない。「とよく~ん」と呼ぶと暫くして檻に出て来た。8歳の雄クマで鼻息が荒い。でもどことなく可愛い。クマは憶病な動物である。クマの住める環境も取り戻したい。


「秋雨を 押して深山に 花探し」

丸葉縷紅草


 緋紅色のマルバルコウソウが初秋の訪れとともに咲き出した。江戸時代後期に観賞用として栽培されていたものが野生化して、西日本に拡がっている。江戸人は朝顔が好きだったので、別名でルコウアサガオといわれる緋色の花を好んだのだろう。それより前にルコウソウが渡来してきているが、葉が羽状複葉なので全然アサガオっぽくない。マルバルコウソウは熱帯アメリカ原産だが生命力が強く、野原や空き地などにツルを伸ばして咲いている。1年草と言うのに逞しい奴だ。同じ様に白花のマメアサガオも負けじと勢力を拡げている。
 昨日は定期的な検診日で主治医から、先日の大腸ポリープの情報を窺った。彼が担当したわけではないので詳しいことは判らないが、悪性ではないという事だけは確認出来た。と言う事でアルコール解禁日とした。半月ぶりの第3ビールも待ち焦がれたほどではなかった。夕餉の献立が合わなかったのかも。赤ワインにイチジクを入れたものが僕の好みに合った。鉄板でスイスチーズを焼くつもりだったのを忘れていた。今思い出した。


「解禁日 緋色の秋と 赤ワイン」

台風一過

              毎朝咲いてくれるヒオウギ


 昨日は住民健診を予約していたが、町の健康管理センターも停電で機器が使えないと連絡が届いた。今年は満足できる数値を求めてアルコールも控えて来た。特に気にしている数値はアルコール性肝臓γ‐GTPと中性脂肪数値である。尿酸値も気になるところだ。約2週間休肝日として来たのに……。
 停電と言うことで直接関係ないのだが、家で作業していても集中出来ない。外は爽やかなので目的もなく散歩に出かけた。雨漏りがするほど降ったが短時間だったので、散歩道は通行止めになるほどの被害も出ていない。木の枝や葉っぱが散らばっているぐらいである。土手道も歩いたが濁流と言うほどではない。小鳥やトンボ、蝶たちは強風の中どうして凌いでいたのだろうか、たくさんのトンボが里まで降りて来て、何事もなかったように飛び交ったり、羽を休めたり、恋の相手を探したりしている。
 映画『ごはん』のチラシに使った田んぼまで足を延ばすと、台風前に刈り取りを済ませてあるので、そこでも何事もなかったような平和な姿である。ニュースも見れないので台風被害の状況が判らない。夕方6時20分になってやっと電気が点き台風一過を実感することが出来た。


「パッと点く 電気にホッと 野分去り」