ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

ローソク生活

             田んぼを吹きに受ける風と雨

          工作室・夢工房「極楽トンボ」が雨漏り


 台風進路が決まっているので、朝から万全の態勢で台風を迎えた。妻からは外回り片付け部長・非常食調達部長・雨戸確認部長などを命じられていた。僕的にはテレビとネットでの情報担当部長と決め込んでいたのに。彼女はいち早く読書部長に収まっている。
 昼を過ぎたあたりから雨も降り出し、時折突風の混じった風が吹き出してきた。全ての部屋の雨戸を閉め、ロクの部屋だけは外が見えるようにしておいた。何としても風をカメラで撮りたいという魂胆である。そちらに気を取られていたら、僕の工作室が雨漏りを始めた。バケツや洗面器で受けて何とか持ちこたえた。 
 台風はその程度で通過してくれたものの、久しく経験したことのない停電を置き土産として過ぎ去った。14時過ぎだったので、直ぐに元に戻るものと思っていた。ところがいくら待っても復旧しない。夕飯時間になってしまった。我が家はオール電化なので何も出来ない。仕方なしに非常食用に調達しておいたインスタントラーメンを夕食の代用食とした。カセットコンロがあり助かった。灯りも懐中電灯ではスポットしか照らさないのでローソクをかき集めて使った。美味しい食事でもあれば、ワイン片手に戴くというのもお洒落だが、インスタントラーメンでは洒落にもならない。
 テレビもパソコンも使えないので台風情報も入って来ない。携帯の充電も出来ない。風呂にも入れない。早く寝て早朝にニュースで確認と思ったが、今朝になっても直っていない。冷蔵庫は開けると冷気が逃げるので開けられない。たくさん生ものも入っている。ビールは多分ぬるくなっているだろう。結局今日の18時20分にやっと電気がついた。思わずやったあ~!と歓声。


「台風が 闇と休息 置き土産」

ドキドキ


 殆ど前回と同じコースを通過するという台風21号を不安な気持ちで待っている。20号は深夜に訪れたので、なす術もなく通り過ぎるのを恐怖心一杯で過ごした。大きな被害は無かったが少しだけ雨漏りがした。まだ屋根の業者に見て貰っていない。今回は昼過ぎから夕方にかけてと言う事だから、少しは気持ち的に楽だ。でも前回よりも勢力が強いというのが新たな心配である。ロクの思考回路は “なるようになるさ!” と言う楽天的なものだが、それでも自然災害には大きな恐怖心を持っている。今回の台風も人間の我儘な経済活動が招いた温暖化の結果である。
 早生の稲を育てておられる田んぼでは台風に備えて稲刈りを始められた。農家としてはもう少し稔らせたいだろうが、稲が倒れない内に、雨で浸かってしまわない内に刈り取るという、早めの収穫を余儀なくされた。綺麗に刈り取った後にはカラスが落ち穂やイナゴを探して集まって来る。台風前の穏やかな風景である。
 今年は朝顔の種を蒔かなかったので、大輪の朝顔を観ることが出来なかった。生命力の強いホシアサガオだけは毎年咲いてくれる。朝の短い時間だが爽やかな花色で眼を楽しませてくれる。マユミなどの木によじ登って太陽を独り占めする逞しい奴だ。


「嵐前 学童姿や 声も無く」

秋の野芥子


 アキノノゲシが咲き出した。野に咲く花で一番好きな花である。妻への遺言で「僕が死んだらこの花を棺に入れて欲しい」と頼んである。妻曰く「だったら秋に死んでね」だって。野菊などは小説に登場するが、秋の野芥子は見つからない。hideharuさんならご存知かも知れない。風に揺らぐ姿が何故か夢二の絵を連想させる。その雰囲気が良い。花色も淡黄色なのがよい。
 この植物の分布は山渓「野に咲く花」では日本全土と記されているが、史前帰化植物で大陸から渡って来たのだろう。昔から若芽や若葉は食用として利用され、救荒植物としても栽培されていた。レタスやサラダナの仲間である。キク科だが頭花は舌状花のみで構成されている。
 昔ウサギを飼っていた時に、乳草がウサギの好物だと教えられたのを思い出す。アキノノゲシはウサギの食草としては、他のノゲシと比べて柔らかな葉や茎を持つので一番良いのだろう。因みにノゲシの仲間はハルノノゲシ、オニノゲシ、アキノノゲシの3兄弟である。


「微風にも 揺らぎし花に 秋想い」

男の料理教室


 料理教室では基本的に地産地消の食材に拘っている。ところが今年の異常気象で地元野菜の出来が悪い。先月も茄子バージョンの献立を用意したが、材料が揃わず急遽キュウリ主体の献立にした。昨日も茄子献立のレシピを皆さんに持って来て貰ったが、一品分しか材料手配が出来なかった。それでも何とか “幻のけやき茄子” と言われている地域限定茄子を用意して頂いたので、それを使って田楽を作った。あまり市場に出回っていない「けやき茄子」で、大きなものだと1個700円もするらしい。500g~700gぐらいで、信楽狸の置物にぶら下がっている部品の形をしている。貴重な茄子なので参加者14人に均等になるように計量して、1人150g検討に切り分けた。後で再検量をすると97g~177gとまちまちだった。俺のが小さいなどと誰も言わなかったのでやれやれだった。別献立としてピザ(マルゲリータ)を作った。
 教室では先生から調理の説明を受けて、参加者が希望の料理を作るようにしている。出来るだけ新人優先でグループ分けする。結果的にピザがメインになったので、2グループがピザ担当になり、残されたロクたちは茄子田楽と夏野菜の甘糀漬けを担当した。料理は観てくれも良く、どれも甲乙つけがたい出来上がりだった。
 この教室には妻もお手伝いで参加しているので、お昼は二人ともたっぷり食べさされる。皆さんが作った料理は残さず完食する!と言うのが暗黙の了解になっている。そのお陰で夕食は残りものなど手抜きになる。往きは善いよい、帰りは怖い~。


「けやき茄子 信楽狸の 玉に似て」

仙人草

          名前の由来になった花後の様子(参考画像)


 センニンソウなどと言うと草本の仲間かと思うが低木である。山渓図鑑では「樹に咲く花」ではなく「野に咲く花」に掲載されているので草の仲間かと勘違いする。勿論説明文では落葉つる性半低木と説明してある。
 秋の花と言うよりも晩夏のイメージが強い花で、この時季野山に繁茂しているのでよく目立つ。十字架の様な4弁は花びらではなく萼片である。名前の由来は、花後の果実に残る花柱が伸び、仙人の髭のように見えるところから名付けられた。よく似た仲間にボタンヅルと言うのもある。花の大きさが幾分違うがそっくりなので、皆さんには葉の形で見分けて貰う。
 別名で「馬喰わず」とか「牛の歯こぼれ」とか言われているのは、この植物がキンポウゲ科の毒草であることから来ている。牧草に混じったセンニンソウを食べた牛の歯が実際こぼれたかどうか。神経痛、リュウマチに効くらしいが民間では飲用しないように諫めている。


「鎮魂の クルス真白き 震災忌」