6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

山里の動物

               草を食む若いシカ

               モリアオガエル卵塊

            コシアカツバメの徳利型の巣


 能勢に来られた皆さんに里山風景を堪能して貰いましたが、ホタル以外に何度も鹿を見たり、モリアオガエルの卵塊に出合ったり、コシアカツバメなども観て貰えました。朝の散策では害獣ともいうべきアライグマの姿を見ることが出来ました。半月前にはクマの目撃情報も届きました。二次林としてのクヌギなど薪炭用の樹木林もあるので、カブトムシやクワガタの住処にもなっています。
 奥山があり、二次林の里山があり、田んぼがあり、川が流れるそんな環境が生物多様性を保証してくれています。しかし、人為的な営みが生態系を壊しているのも見過ごせません。鹿や猪は農作物を荒らす害獣になっています。熊が里に降りて来るのも、開発によって森が少なくなっているからです。温暖化でナラ枯れ被害もだんだん北上つつあります。恐ろしい茸のカエンダケも目にするようになりました。全て人間の所為です。自然との共生などと綺麗事を言っていますが、我々ホモサピエンスも地球に生きる動物の一部でしかない、という謙虚さが求められています。


「考える 葦になれとの 蛍狩り」

梔子

               午前中は蕾だった

             夕方には咲き出していた

        今朝はお茶に花びらを浮かして香りを楽しんだ


 猫の額花壇に置いてある寄せ植えの鉢で、窮屈そうに植わっているクチナシが咲き出しました。もともと薬科大学から貰ってきた苗を鉢に植えていたのに、いつの間にかマンリョウとマユミが芽を出し、今ではマユミが家主の様に威張っています。何れも実を付けてくれるので、彼らには我慢して貰っています。花と蕾の写真を午前中に撮っておきました。午後確認すると蕾だったものが開いています。当分楽しませてくれそうです。
 クチナシの実は薬用や染料になります。日本書紀などの古典には登場しますが、何故かしら万葉集では詠まれていません。飛鳥・天平の時代から染料として使われて来ました。当然実をつけるのは早咲きの一重のクチナシです。花には少し甘味があり生食も出来ます。今年実をつけたら栗きんとんに使おうかと思っていますが、花も食べてみたいのでどうなります事やら。花は夜中に、より芳香を放つようです。夜に活動する虫たちを呼び集める戦略です。
 ところで将棋界では藤井4段の快進撃に注目が集まっていますが、碁盤の脚にはクチナシの実を模したデザインが使われています。傍から口出しするな!という暗黙の戒めになっています。昔、将棋を指している大人たちに横から口をはさんで怒られた苦い経験が甦ります。第三者の方が物事の判断が付くという「岡目八目」は碁の世界から生まれた言葉です。


「くちなしの 香りを嗅ぎたく 二度三度」

雪の木

             マメ科落葉高木「ユクノキ」

            枝いっぱいに花を咲かせている

        昨年同じ時期に撮ったユクノキの花姿(参考画像)


 数年に一度しか花を咲かせないと云われているユクノキが今年も花をつけてくれた。富士・箱根を除く関東と富山県以西の本州と九州で自生する。(山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」)偶にしか見ることの出来ないマメ科落葉高木で、あまり知られていない日本固有種である。白い花を枝いっぱいに咲かせるので雪の木を名付けられ、それが転訛してユクノキになったと云われている。別名でミヤマフジキといわれる。フジキとは羽状複葉の托葉の有り無しで判断出来るようだが、高木なので手に採って確認することが出来ない。
 観察会参加メンバーからの要望で、ユクノキを是非観てみたいと云われていたので、送迎バスの運転手にお願いして、自生地まで寄り道して貰った。渓谷に懸る吊り橋からユクノキの全容が見渡せたので、皆さんにも初対面をして頂けた。


「雪の木が 雨を忘れた 梅雨空に」