ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

子守柿


 柿酢作りの時に我が家の柿のことに少しだけ触れたが、大きくなり過ぎて花壇を占領してしまうので、根元近くまで伐採してしまった。ところが生命力旺盛で、台場状態に枝を数本出し、それぞれに2~3個の柿を付けている。何個かは落柿したが10個余りを残してくれた。毎年小鳥の餌にでもなるかと放置してあったが、今年は数が少なく、例年より美味しそうだったので全部収穫してしまった。柿酢にも使いたいという思いもあったので…。せめて1個は小鳥のために残しておくべきだったと後悔することしきり。
 何時もの散歩道に立派な柿の木が数本植わっている。そこは手入れされているので大きな柿になる。それも収穫が終わり、枝先に1~2個の柿が残っている。いわゆる子守柿として残されている柿だ。来年もたくさん実ってくれますようにとの思いが、その柿に込められている。神様に捧げるのが本来の趣旨かもしれない。それとも鳥たちに食べて貰うためか、腹を空かせた旅人に提供するためか。今にも農家の軒先から、婆ちゃんが優しい笑顔で出て来そうな日本昔話の世界にいざなってくれる。日本古来の風物詩で俳句にもたくさん詠まれている。


「軒先に 今年も律儀 子守柿」

権萃(ごんずい)


 マユミと同じように果実の中から種を出すゴンズイが人目を引く。こちらは赤い袋から黒い種が飛び出すのでよく目立つ。多分小鳥たちを呼ぶための戦略になっているのだろう。役に立たない魚のゴンズイから充てた名前だというが、和歌山などではゴンズイは食べられている。ただ棘に毒を持っているので釣り人には不人気の魚だ。
 さて、植物のゴンズイはミツバウツギ科の落葉高木で、材が脆くって使いものにならないと言われているが、キクラゲ栽培のほだ木として利用されるらしい。春先の若芽や新芽は食用になる。謂れまで判らないがウメボシノキ・カミナリギ・トリアシ・ウミギギ・ゴマノキなどの別名をたくさん持つ。何が臭いのか判らないがクロクサギとか、実の形からキツネノチャブクロなどとも言われる。変わったところでは春先に樹を切ると樹液が溢れだすのでショウベンノキとも云われている。
 何故か、ほしだ園地にはたくさんのゴンズイが自生している。他に記憶に残っているのは武田尾の河原で自生していた。新芽を食べてみたいがそこまで遠征する気にはならない。
 ⇒昨日はブログアップ途中で、少し575の修正をしたいと下の句の削除にかかったところが、画面が行方不明になってしまった。あれこれと操るうちに表示されたので、やれやれと修正しなおしてアップした。何と修正前のものも表示されている。一旦アップしたものは削除出来ないのかな?1日1テーマーのブログアップを心掛けているので、余分なものまで表示されると対応出来なくなる。多分削除方法があるのだろうが判らない。人が写っている写真で、顔を隠したい時の処理も判らない?どなたか教えて下さい。


「11月が そこまで来たよと 実の弾け」

関西合唱団


 知り合いの関西合唱団員から紹介され、懐かしさもあり参加してきた。創立70周年記念コンサートで第83回定期演奏会を兼ねている。昔うたごえ運動が盛んだった頃に団員から歌唱指導を受けたのを思い出す。団卒業生が大阪でのうたごえ運動の中心になり、うたごえは平和の力と頑張って来られた。今なお全国でうたごえ祭典が毎年開催されているが、そのいしずえ的存在の合唱団である。
 コンサート会場は大阪城公園近くのいずみホールで、2階テラス席から見降ろす形での鑑賞になった。何時もの山スタイルで参加したが、盛装すれば良かったのかと思う雰囲気の観客席である。コンサートは美空ひばりが謳った反戦歌「一本の鉛筆」で幕開けされた。団で永らく指導された守屋博之氏も何曲か指揮を取られる。作曲家新実徳英氏も二つのこわい歌と銘打って、「赤い紙の思い出」と「やさしさ」の指揮を取られた。能勢の混声合唱団が昨年末に10周年記念コンサートで、新実徳英の合唱組曲「なぎさ道」から南海譜・なぎさ道・いでそよ人・卒業を歌ったので、直に彼の指揮と平和への思いを聴けたのは最高だった。
 他に僕がかかわった芦別事件の支援のために作られた(詞)林 学と(曲)林 光による「芦別の雪の中を」などの演奏もあり、暫し青春時代に戻してくれたコンサート余韻を胸に帰路に着いた。


  二つのこわい歌  詩 石垣りん 曲 新実徳英


  赤い紙の思い出           やさしさ


  私たちは恐れました         大きな国が
  一枚の赤紙が            ちいさな国へ出かけて行って
  家にくばられることを        ちいさな国の。
  
  恐れはやがて現実となって      ちいさな国の
  たくさんの家族をおとずれ      とり残された戦争孤児を
  赤い紙は連れ去りました       大きな国へ連れてきました。
  男を
                    大きな国の
  女は歌をうたって          大統領が出迎えて
  勇ましく送り            ちいさなこどもを抱きかかえる。
  多くの男は      
  ふたたび帰りませんでした      大統領のやさしい笑顔。
                    愛の規格は笑うこと
  赤い紙のこなくなった玄関で     鬼も泣こうというときに。
  子供たちが遊んでおります 
                    大きな国の腕の中で
  年とった女たちは          どうしてこどもは軽いのだろう。
  ふと、不安にかられます       どうしていのちはちいさいのだろう。
  ほんとうに
  もうあの紙は来ないのだろうか?


  もしかして
  今日舞い込んだ白い紙が
  あの赤い紙の親戚ではないのかと


「この時季は 秋刀魚と歌と あれば本」
 



鷲と鷹

            天狗伝説はイヌワシだった!?


 昨日は月2回の地球環境「自然学」講座日だった。今回のテーマは猛禽類、中でも激減しているイヌワシと、増えつつあるクマタカを取り巻く環境変化についての興味深い講座。講師はアジア猛禽類ネットワーク会長の山崎亨先生で「渡り」の研究でも第一人者である。びわ湖周辺でのイヌワシ生息調査を皮切りにクマタカの調査、更にサシバの渡りルートの解明や保護活動などに取り組まれている。時間軸(植生の変化)と空間軸(繁殖地・中継地・越冬地)の視点は、鳥屋でなくっても引き込まれるロマンに満ちた話だった。イヌワシは風の精で、クマタカは森の精と捉える氏の観点だけでも惹きつけられる。
 日本の林業政策の行き詰まりが猛禽類などに重大な影響を与えているとのこと。国土の70%が森林と言う世界に類を見ない環境が、生物多様性を産みだして来たが、林業の衰退で環境が著しく変わってきた。放置された植林地では多様性が損なわれ、イヌワシが住めなくなり、変わってクマタカが増え続けている。猛禽類は食物連鎖の頂点に位置するので、環境変化の影響を一番受けやすいところから自然環境の指標生物になっている。
 サシバは春に日本に渡って来て里山で繁殖するが、個体数を減らしている。原因を追跡するとフィリピン北部で伝統的に密猟されていることが分かった。ココヤシ林に大発生するコガネムシを捕食するためにサシバが訪れ、それを現地住民は捕獲して食用などにしていたらしい。ココヤシをコガネムシから守る役目をサシバがしていることを教育して、今では密猟が根絶して、サシバ観察のエコツアーまで出来るようになったなどの経験談は、環境保全活動の方向性などを示してくれた。


「オスプレイ 飛ぶな渡りの 邪魔になる」

土栗

         揺らそうとしたがびくともしない星のブランコ


 まだ若いツチグリが二つ並んで林道脇に出ていた。ツチガキとも呼ばれるキノコで、珍しくはないが見付けると触ってみたくなる。星型に展開した座布団の真ん中に坊主頭が鎮座している。その袋を指で押してやると胞子を吹き出す。ここで見付けたのはエリマキツチグリかも知れない。ツチグリの幼菌はコリコリした食感で食べられるらしいが、エリマキの方は食用に適さないようである。湿度によって開いたり閉じたりを繰り返す。雨の水滴で胞子を飛ばすらしい。
 星田と言う地名を星型キノコに準えた訳ではないが、昨日は例会の下見でほしだ園地・星のブランコ周辺を観察してきた。今年の台風と豪雨被害を受けていないかの確認のためである。管理事務所で被害状況を確認してからコース組みして下見してきた。一部通行止めになっていたが、そこは難易度の高い所だったので当初から観察コースに組み込んでいない。本番は11月半ばだが、すでに紅葉しかけている木々を星のブランコから散見できる。改めて星のブランコからの眺望と吹き渡る風に秋を満喫してきた。


「星茸 胞子を飛ばす 雨を待ち」