ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

茗荷(ミョウガ)予約投稿で

           これだけしか収穫できなかった

                  精米中

                日焼けした幼虫

                星空観察の準備


 再々の水やりも出来ていなかったので、歌壇の植物たちは元気なく萎れ、密集している環境も住みにくいのか、枯れかかっているのがたくさんある。まさに雑草としか言いようのないミョウガまでが、暑さと水分不足で枯れてきた。この分では花茗荷を採取できないだろうと諦めていたが、僅かに花を咲かせていた。あまり瑞々しくないので天ぷらぐらいにしか利用できないだろう。秋に出るミョウガに期待を掛けたい。
 物忘れをするという茗荷を題材に作られた落語は何度も聞いたが、我が家などミョウガを食べなくとも物忘れが激しい。健胃と疲れ目の薬効があり、葉を乾燥させて浴湯料とすれば疲労回復になるらしい。
 中国原産と言われているが、古く平安時代から食用に使われていたとのこと。茗荷竹、茗荷の子として親しまれていたようだ。今年は春先の茗荷竹を料理したことを思い出す。
 花壇ではジャコウアゲハの幼虫が日焼けして変色している。こんな幼虫を今まで観たことがない。これも異常な暑さの所為だろう。サナギが羽化できないのも、同じように暑さが影響しているとしか思えない。
 宿泊例会に出掛けるので、精米をしたり、花壇の整理をしたりと忙しい。
 皆さんのブログは帰宅してから拝見します。では行って来ます。


「茗荷の子 ポキッと折られ いさぎよし」

満月で覚醒🌝

         スーパースタージョンムーン(チョウザメ月)

              3日前の月(十二夜?)

         三度目のテパチェ作り

           昨日忘れたクワイとオモダカの違い


 2~3日前から今年のスーパームーンを楽しみにしていた。8月には2度の満月を観ることが出来る。2日と31日で、最初の満月はスーパースタージョンムーンと呼ばれて、チョウザメ月と訳される。五大湖に住む原住民たちは8月をチョウザメ漁期としているらしい。それにスーパーが冠されるのは、一番地球に近づき大な月に見えるからである。月末の満月はスーパーブルームーンと呼ばれ青い月を意味する。ところがスーパー度はこちらの方が高く、より大きな満月だと言うから、今から楽しみにしている。
 窓から寝室に月の光が飛び込んできたのが、一番満月に近い今朝の3時頃である。すかさず起き上がり画像に収めた。こんなラッキーチャンスに巡り会える事もあまりないだろう。明日からの宿泊例会に備えて、星空観察の準備をしていた。ところが今回は月夜になり、あまり星を観察出来ない可能性がある。そこで月を新月から満月を経て新月に戻るまでの名前を調べてみた。30日間全ての名前まで判らなかったが、満月前後は十三夜から更待月(ふけまちづき)までは確認できた。途中で半月になる上弦の月や二十三夜目の下弦の月、三日月・有明月なども知ることが出来た。
 例会本番も楽しいが、皆さんに提供する話題作りの下調べも楽しいものである。幼児向けの本に「おつきたん見てる?」というのが書棚に隠れていたのを探し出した。月をテーマにした6歳の男の子が主人公である。ロクはすっかり二度童子になりきっている。


「八月は 二度も良いこと ありそうな」

沢瀉(オモダカ)

           たぶん雄花ばかりが残っているのだろう

             ミストがほどよく流れてくる


 日本全国の湿地に自生するとされるオモダカだが、能勢では水田雑草として毎年見かけるお馴染みさんである。漢字では「面高」とも表記される。
 大阪府吹田市の名産であるスイタグアイはオモダカの改良種とされている。正月のおせち料理に使われるが、我が家の食卓に上がったことは無い。ほろ苦い独特の風味が好きなのだが、妻の育った山陰地方との食文化の違いがクワイを遠ざけてきた。目が出るという縁起物として喜ばれるのだが、未だに目が出ないのはクワイを遠ざけて来たからかも知れない。
 田んぼには鹿除けの柵が張り巡らされているので、間近でオモダカの観察が出来ない。名前の由来にもなっている矢尻型の葉は目立つのだが、3個の花を付けている雄花と雌花の違いを観察できていない。図鑑情報では上に雄花が一つ咲き、下に雌花が2つ咲くと記されている。何よりも根茎を食べてみたいものだ。
 今月3日、葛城高原での宿泊例会を予定しているが、意義ある例会にしたい!と打ち合わせを事務局でかさねてきた。何時もは天王寺慶択園の四阿をお借りするのだが、涼しさを求めて大阪駅の「時のひろば」を拝借することにした。駅のアナウンスさえ我慢すればゆったりとした空間を遠慮無く使える。サークルは会費など集めないスタイルなので、スタッフの打ち合わせ場所も「無料」にこだわる。
 土用のウナギに手が届かなかったので、先日ゲットしておいた厚切りステーキで我慢することにした。400g越えなので2人で分けても食べ応えがある。ソースは作らず黒胡椒と岩塩で味付けして、わさびで食べるのが我が流である。ウナギほどの滋養が着いたかな。


「夏痩せの ムンクに似たる 葉の姿」

音楽ライブ

             様々な民俗楽器が登場する


 コロナ以前には毎年ピース・マーケットと銘打ったイベントが開催されていた。平和のためならと多額の運営費を供出される奇特な方も健在だった。そのイベントには9条の会の一員としてフリーマーケットで工作提供をしたことがある。浄るり会館の大ホールを借り切って自主制作映画「ごはん」.の上映会にも取り組んだ。地元風景を取り入れたポスターを制作し、主演女優さんを喜ばせた。記念にポスターを欲しい!と言われて持ち帰って貰った思い出がよみがえる。可愛い女優さんだった。あの頃は体力も能力もあったなぁ~。
 ピース・マーケットに関わってこられた能勢町の市民派議員さんが呼びかけ人になって、規模を縮小してフリーマーケットと音楽ライブを開催されることになった。彼女とは能勢町の里山講座以来の付き合いが続いている。外出を控えなければならないぐらいの猛暑日のイベントだが、意を決して会場に向かった。家から30分ほどの道程だが、日傘なしで出掛けたので汗びっしょりである。
 炎天下で若者たちが太鼓演奏中である。汗が飛び散らんばかりの迫力に、爺さんの体内にも青春が甦る。2時間あまりを各種バンドが熱演してくれた。投げ入れ籠に小銭しか入れなかったことを後で反省する体たらく振りだった。お札も持っていたのに。一瞬のためらいがあとの後悔を招く!また一つ勉強できた。


「炎天下 音符のこだま 山に満つ」

第七藝術劇場へ🎦


 まだ風邪症状の治まっていない妻から、エアコンの無い部屋から脱出して涼しい処で過ごしたいと懇願される。コロナ前までは「るり渓」まで出掛け、温泉とプール歩きをするのが夏の定番だった。ところが熱こそ下がったものの絶えず咳き込んでいる。プール歩きなどとんでもない。色々と行き先を考えた末にたどり着いたのが映画鑑賞だった。
 能勢町には娯楽施設や文化施設は皆無である。辛うじて「淨るり会館」というのがあるが、6月に2日間の人形浄瑠璃公演があるのみだ。映画・演劇・音楽などに触れたければ都会まで出掛けなければならない。ところがバス本数は普段でも90分に1本しかなく、土日祝は1日に6本しかない。3時間に1本の割合である。映画に行こうと思っても、そんな運行計画に合わせて予定を組まなければならない。
 映画と言えば十三「第七藝術劇場」が頭に浮かぶ。何時も話題作を上映する映画好きの聖地的劇場である。バス時間に合せるために2作品のチケットを購入することにした。「絶唱浪曲ストーリー」と続けて上映される「丸木仁里・俊ー沖縄戦の図ー」全14部。
 若手浪曲師「港家小そめ」の初舞台に至る芸人の赤裸々なドキュメンタリー映画である。一見華やかに見える芸人たちの裏舞台を垣間見せてくれた。
 丸木仁里・丸木俊の作品は何度か目にしたが、平和への想いが、作品のタッチと共に描かれる人々とのつながりが、より鮮明に彼らのメッセージを描き出していた。軍拡に進む今こそ多くの人に観てもらいたい作品である。避暑のつもりで訪れた映画館だったが、心は熱く暑く燃えてしまった。


「炎昼の 眠気を覚ます ドキュメント」