記念撮影
サクラ通りはまだ冬景色
気分的には雨のち晴れ
花見は鉢植えの啓翁桜で
大阪でのソメイヨシノ開花予想は3月22日と知らされていた。
昨日は万博記念公園での花見会が企業のOB会で企画され、仲閒と共に申し込んでいた。「なだ万」の花見弁当が付くのでそれが目当てである。あいにくの雨になったが、キャンセルすれば弁当を用意したスタッフを困らせることになる。そう言えば昨年も雨だったのを思い出す。花見会は弁当を受け取った後、少人数単位で記念撮影をするだけで、後は三々五々に散らばって花見を楽しめる。ところが公園内のソメイヨシノは蕾硬しで散策する気にもならない。傘を差してなだ万の紙袋を下げて歩くのは野暮ったい。
仲閒が家から本物の缶ビールを持ってきてくれた。わざわざ本物のビールと断ったのは、我が家では第3のビールしか飲んでいないのを彼が知っているからである。彼は車で来ているので飲めない。全て僕たち用だと判断できる。
雨を避けるために取って置きの休憩場所に直行する。ところが千客万来で、すでにテーブルが埋め尽くされている。お弁当を開いているご夫婦に相席をお願いした。同じ会社という気安さで直ぐに意気投合してしまった。友だち持参の缶ビールを断りもなく差し上げる。優しい彼も暗黙の了解である。他のテーブルにも見知った顔を見付けて挨拶する。思わぬ交流が図れて「雨と蕾」の花見会を愉しめた。
「花見会 雨と蕾を 肴とし」