6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

貝母

              巻きひげ状と網目模様

          上は互生で下部は対生になる葉のつき方


 別名のアミガサユリの方が覚えやすいと思われるバイモです。中国原産で薬用として江戸時代に入って来ました。百合と同じような球根(鱗茎)の形がハマグリに似ているところから、中国で貝母と名付けられたようです。この百合根にはアルカイドを含んでいるので食用にはなりませんが、咳止め・止血・解熱などの薬効があるようです。ただし民間での使用はお勧めできません。
 花は薄緑色で目立ちませんが、下向きに咲いているのを覗き見ると網目模様が入り、早春の花として人気があります。最近は野生化しているのを良く見かけます。巻きひげの様な物が出ている姿もユニークです。巻きひげで絡み付いている姿を見た事がありません。ひげが退化したのか、進化の途中なのか興味あるところです。巻きつかなくっても結構大きく成長しています。


「週末は 菜種梅雨かも 編み傘を」

三椏

             開花する黄色くなるミツマタ

             3つに分枝しているミツマタ

            愛宕山10万本の大群落(参考画像)


 早春から咲き出すミツマタが満開です。3分枝しているところから名付けられました。中国ヒマラヤ地方から来ましたが、渡来時期が江戸初期だという説と、万葉集に詠われている「さきくさ」がミツマタだという説があり確定していません。ジンチョウゲ科だから花には芳香があります。早春の頃の花芽は蜂の巣が枝にぶら下がっているような特異な姿です。開花すると花が大きくなり黄色が目立ちます。紅色ミツマタもあります。紙虫などを寄せ付けない成分を持っているので、いまでも1万円札や証紙などの原料として使われています。虫に食われるほど永らく財布の中に留まってくれませんが。
 何れにしても製紙材料として栽培されて来たので各地に群落地があります。2年前に篠山市丹波愛宕山に、10万本といわれるミツマタ群落を観に行きました。ところが能勢の隣町豊能町にも群落地があったのです。調べれば各地にありそうなので、ミツマタ巡りもしてみたいものです。


「我が財布 揃わぬ札を 三椏で」

桜観察会

        観光客でごった返す氷室神社神木の「シダレザクラ」

             老木のエドヒガンを観察中

         エドヒガンとマメザクラを親に持つ「コヒガン」

              葉も美しい「ヤマザクラ」


 先日下見で訪れた奈良公園を再度本番で訪ねた。ソメイヨシノの開花が遅れていて、期待には応えてくれなかったが、我々の目的は花見ではなく植物観察なので、自生種の桜の特徴を知り、今ある桜のルーツ探しの観察会になった。ヤマザクラタイプとエドヒガンタイプの特徴を調べ、園芸種としての桜たちを調べてみようという試みだ。
 奈良公園は国立公園なので花を拝借することが出来ない。リーダーがあらかじめ採取して来たソメイヨシノの蕾を皆で分解して、子房がどうなっているかとか、柱頭基部に毛があるかとか、萼片の形はどうなっているとかをルーペで確認しながら、観察会のスタートを切った。氷室神社のシダレザクラは有名なので観光客でごった返している。自撮りカメラに邪魔されながら、花をしっかり観察して「これはエドヒガン系だ」と皆さん納得顔。それ以外の場所では少ない開花なので観光客は見向きもしない。おかげでゆっくり観察出来た。


「葉と花が 互いに競う 山桜」