ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

『B面 昭和史』を求めて

               オニグルミの冬芽


 例年なら大掃除に充てなければならない年末の大切な一日だが、どうしても暮れまでに購入しておきたい本があった。ネット購入という手もあるのだが、時間的余裕を考えると間に合わないような気がする。地元周辺では手に入らないだろうと阪急梅田まで足を伸ばした。欲しかった本というのは半藤一利の『B面 昭和史』である。
 妻が友人から借りた本で、民草(たみくさ)視点で昭和史を紐解くという半藤ワールド満載の力作である。年末年始に子どもたちと合流するので、是非とも彼らに読ませたいという妻の発案である。我が家にも置いておきたい本だったので3冊を求めて紀伊國屋書店まで行った。ところが在庫は2冊しかなかった。我が家用は後日調達することにして、A面とも云うべき昭和史戦前篇と戦後篇を追加で購入した。
 本は買わないと決めたのに、また増え出してきた。知識としての蓄え能力は下降線を辿る一方なのに、本だけが増えていく。困ったことだ。
 散歩途中で見付けたオニグルミの冬芽を上手く撮れたので、画像紹介しておきたい。冬芽ではトップクラスの可愛さである。何に見えますか?


「雑用に 追われて老爺の 師走かな」

注連飾り

             立派に出来上った完成品

                28日早朝に飾った


 地域にお住まいの方に注連縄作りを教えて貰ったのが何年前だったのか?思い出せないぐらいの年月が経過してしまった。今なお彼のお世話になっている。数年前から「ひとくらクラブ」に出向いて貰って指導を受けている。年一度しか本格的な注連縄を作らないので、直ぐに要領を忘れてしまう。そんな技量しかないのに小学校に出向いて「しめ縄作り」のお手伝いをしているのだから、教えられる子どもたちも気の毒なものだ。
 自分で材料を調達出来ないというのも、何時までもお世話になる要因だ。稲穂(餅米藁)・裏白(うらじろ)・ゆずり葉・橙(だいだい)・紅白水引・紙垂(しで)などが必要だ。稲穂は道の駅で調達出来るが、個人で束を購入しても後の使い道がない。ウラジロ、ユズリハは山で調達できるが、橙や水引などは別途購入しなければならない。
 さて注連飾りの風習だが、門松と同様に歳神さまを迎えるもので、起源は天岩戸伝説に遡る。そんな神話に準えて「家に入ってきた神様が外へ出て行かないように」というのがしめ縄の役割と言われている。
 我が家での役割は二度と再びコロナに来て欲しくない!と言う結界の役目だろうか。


「ご近所に どうやと自慢の 注連飾る」

寒さ知らずの強者たち

           ダイサギ・カワウ・アオサギの三つ巴

                ヌートリアまで

                  曇天に虹


 年内最後の仕事としての救援会支部ニュース新年号も一応原稿が揃ったので、何としても午前中に仕上げてしまいたい。いつもA4 4頁立てで編集しているが、基本的には原稿が出揃わないと、前もって紙面に割り振りしても、原稿の字数などの加減で再度組み直さなければならない。不足分をロクの原稿で埋めることにしている。編集ソフトでもあれば簡単なのだろうが、かたくなにWordだけで編集している。
 何とか予定時間内に編集することが出来たので、午後からは散歩に出たい。寒さにも慣れてきたが、今にも雪が舞ってきそうな空模様である。最低でも1万歩はクリアーしないと、増加傾向にある体重を抑えられない。そろそろ山にも入りたいと思っているところだが、午後から山へという選択肢はない。
 案の定、小雪混じりのみぞれが時折落ちてくる。幸い風は強くなさそうなので土手道コースを歩く。ダイサギ、アオサギがお互いに邪魔をしない範囲で獲物を狙っている。カワウは潜水に備えて羽根を乾かしている。田舎の鳥たちは人見知りするのか、気配を感じると直ぐに飛び去ってしまう。その点都会に暮らす鳥たちは人を怖がらない。カルガモも群れで水草などを探しているようだ。彼らは寒さを感じないのだろうか?最近とみに寒さを感じる老爺の強者たちへの憧れである。
 みぞれが曇天に虹を作ってくれた。


「曇天の みぞれが作る 虹しばし」

葉から芽の冬越し策

          セイロンベンケイソウの花(小笠原諸島で)


 「葉から芽」「マザーリーフ」とも言われているセイロンベンケイソウは、もともと熱帯産だから寒冷地である能勢では冬越し出来ない。何年も寒さを体験させたが、なかなか氷点下という環境下では育ってくれない。鉢植えを室内に入れてやっても凍結してしまう。温室を作ってやろうかと思ったが、日当りの良い室内でも霜枯れしてしまうので、ビニールで覆う程度の簡易温室では生き存えないだろう。
 2~3年前から子孫を残す工夫として、霜の降りる前に採取した葉を水を張った容器に浸けて、新たに出てくる芽を春に植え替える方法を採っている。水の中だと枯れずに生き残っている。とりあえずは子孫を絶やすことなく、何代目になるのか生き続けている。環境さえ整えば多年草だから花まで咲かせてくれるが、それは期待できない。
 セイロンベンケイソウが「セイロン」を冠しているのは、熱帯産という意味で、ベンケイソウというのは「弁慶」に準えて、切り取っても芽を出す強い植物ということで名付けられた。別名でハカラメやコダカラソウというのは、葉からも芽を出すほど強い生命力からである。マザーリーフも同じ意味合いである。
 Windows11へのアップデートの案内が度々出てくるので、根負けしてダウンロードしてみた。まだ慣れないのであたふたしているが、使い勝手が良くなるものと願っている。絶えず待たされるのが気にいらない。


「葉から芽も 苦肉の策で 冬を越し」

つるとはな展ほか


 いつも子ども見守りで朝立ちしている仲間から、今年も「つるとはな展」を開催するとの案内を受けた。つる籠専門に作っておられる方と、木の実やドライフラワーなどを使った作品作りをしている2人のコラボ展で、何回か寄せて頂いた。基本的にはリースなどは自分で作るロクだから、作品を購入すると云うことはない。挨拶程度に立ち寄るだけである。展示会場がカフェギャラリーなので、来たついでに紅茶でもというパターンになるはずだが、たくさんの寄り道先を抱えてきたので、申し訳ない思いで退出して先を急いだ。
 郵便局での振込み、ホームセンターでの買い物、子ども食堂への顔出し、図書室までのコースを歩く予定だが、昼食を期待して立ち寄った子ども食堂への到着が遅れてしまった。運営しているスッタフから完売してしまったと門前払いされる始末。クリスマスイブと言うことでたくさんの子どもたちが詰め寄せたのであろう。子どもたちとの交流を期待していたのに果たせなかった。何よりも食事にありつけなかったのが痛手である。長年の取り組みで市民権を得た子ども食堂の盛況を喜びたい。
 ドングリ教の教祖だと自任するロクは宗教は文化だと捉えている。従ってキリスト教でも、仏教や神道などの行事も出来るだけ大切にしている。先人が積み上げてきた文化や歴史が読み取れる。と言うことでLINEに送られてきたクリスマスソングを聴きながら、鶏肉の買い置きがなかったので、お馴染みの厚切りステーキでイブを楽しんだ。オリーブオイルと黒胡椒、拘りの塩だけで焼き上げたステーキがことのほか旨い。いつもワサビで頂く。


「蔓と花 ワインを添えて クリスマス」