オニグルミの冬芽
例年なら大掃除に充てなければならない年末の大切な一日だが、どうしても暮れまでに購入しておきたい本があった。ネット購入という手もあるのだが、時間的余裕を考えると間に合わないような気がする。地元周辺では手に入らないだろうと阪急梅田まで足を伸ばした。欲しかった本というのは半藤一利の『B面 昭和史』である。
妻が友人から借りた本で、民草(たみくさ)視点で昭和史を紐解くという半藤ワールド満載の力作である。年末年始に子どもたちと合流するので、是非とも彼らに読ませたいという妻の発案である。我が家にも置いておきたい本だったので3冊を求めて紀伊國屋書店まで行った。ところが在庫は2冊しかなかった。我が家用は後日調達することにして、A面とも云うべき昭和史戦前篇と戦後篇を追加で購入した。
本は買わないと決めたのに、また増え出してきた。知識としての蓄え能力は下降線を辿る一方なのに、本だけが増えていく。困ったことだ。
散歩途中で見付けたオニグルミの冬芽を上手く撮れたので、画像紹介しておきたい。冬芽ではトップクラスの可愛さである。何に見えますか?
「雑用に 追われて老爺の 師走かな」