ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

外廻り部長

               虹も出ている窓掃除

             磨き上げた窓越しの外廻り風景


 年末恒例の外廻り部長を命じられた。と言っても外出して用を足すと言うものではない。敷地内の大掃除で、メインは窓掃除になる。幸い午前中は日差しもあり比較的穏やかだった。圧力ホースで水を放射し、その後を洗剤で洗い、再び水を噴射して洗い流す。最終の仕上げは乾いたタオルで拭き取る。せっかく磨くのだから一点の曇りもないように仕上げたい。以前磨きすぎてヒヨドリが窓にぶつかったことを思い出す。
 数年前に寒冷地対策として二重窓にしたのが、大掃除の時には負担に感じる。洗い流すのは外側だけにして、内側の窓はタオルで磨くだけにしている。それでも以前より2倍近くの時間をかけることになる。日頃は車など洗わないのに、ついでだからと水洗いしておいた。おかげで台所換気扇の掃除まで終えたのは午後3時頃になってしまった。
 年末に大掃除をして、新たな気持ちで新年を迎えると言うのが本来の趣旨だが、我が家の年末年始は何十年も旅先で迎えているので、これからは大掃除の時期を見直した方が良いのかな?と思い直している師走の一日だった。


「水噴射 虹も楽しむ 年用意」

『B面 昭和史』を求めて

               オニグルミの冬芽


 例年なら大掃除に充てなければならない年末の大切な一日だが、どうしても暮れまでに購入しておきたい本があった。ネット購入という手もあるのだが、時間的余裕を考えると間に合わないような気がする。地元周辺では手に入らないだろうと阪急梅田まで足を伸ばした。欲しかった本というのは半藤一利の『B面 昭和史』である。
 妻が友人から借りた本で、民草(たみくさ)視点で昭和史を紐解くという半藤ワールド満載の力作である。年末年始に子どもたちと合流するので、是非とも彼らに読ませたいという妻の発案である。我が家にも置いておきたい本だったので3冊を求めて紀伊國屋書店まで行った。ところが在庫は2冊しかなかった。我が家用は後日調達することにして、A面とも云うべき昭和史戦前篇と戦後篇を追加で購入した。
 本は買わないと決めたのに、また増え出してきた。知識としての蓄え能力は下降線を辿る一方なのに、本だけが増えていく。困ったことだ。
 散歩途中で見付けたオニグルミの冬芽を上手く撮れたので、画像紹介しておきたい。冬芽ではトップクラスの可愛さである。何に見えますか?


「雑用に 追われて老爺の 師走かな」

注連飾り

             立派に出来上った完成品

                28日早朝に飾った


 地域にお住まいの方に注連縄作りを教えて貰ったのが何年前だったのか?思い出せないぐらいの年月が経過してしまった。今なお彼のお世話になっている。数年前から「ひとくらクラブ」に出向いて貰って指導を受けている。年一度しか本格的な注連縄を作らないので、直ぐに要領を忘れてしまう。そんな技量しかないのに小学校に出向いて「しめ縄作り」のお手伝いをしているのだから、教えられる子どもたちも気の毒なものだ。
 自分で材料を調達出来ないというのも、何時までもお世話になる要因だ。稲穂(餅米藁)・裏白(うらじろ)・ゆずり葉・橙(だいだい)・紅白水引・紙垂(しで)などが必要だ。稲穂は道の駅で調達出来るが、個人で束を購入しても後の使い道がない。ウラジロ、ユズリハは山で調達できるが、橙や水引などは別途購入しなければならない。
 さて注連飾りの風習だが、門松と同様に歳神さまを迎えるもので、起源は天岩戸伝説に遡る。そんな神話に準えて「家に入ってきた神様が外へ出て行かないように」というのがしめ縄の役割と言われている。
 我が家での役割は二度と再びコロナに来て欲しくない!と言う結界の役目だろうか。


「ご近所に どうやと自慢の 注連飾る」

寒さ知らずの強者たち

           ダイサギ・カワウ・アオサギの三つ巴

                ヌートリアまで

                  曇天に虹


 年内最後の仕事としての救援会支部ニュース新年号も一応原稿が揃ったので、何としても午前中に仕上げてしまいたい。いつもA4 4頁立てで編集しているが、基本的には原稿が出揃わないと、前もって紙面に割り振りしても、原稿の字数などの加減で再度組み直さなければならない。不足分をロクの原稿で埋めることにしている。編集ソフトでもあれば簡単なのだろうが、かたくなにWordだけで編集している。
 何とか予定時間内に編集することが出来たので、午後からは散歩に出たい。寒さにも慣れてきたが、今にも雪が舞ってきそうな空模様である。最低でも1万歩はクリアーしないと、増加傾向にある体重を抑えられない。そろそろ山にも入りたいと思っているところだが、午後から山へという選択肢はない。
 案の定、小雪混じりのみぞれが時折落ちてくる。幸い風は強くなさそうなので土手道コースを歩く。ダイサギ、アオサギがお互いに邪魔をしない範囲で獲物を狙っている。カワウは潜水に備えて羽根を乾かしている。田舎の鳥たちは人見知りするのか、気配を感じると直ぐに飛び去ってしまう。その点都会に暮らす鳥たちは人を怖がらない。カルガモも群れで水草などを探しているようだ。彼らは寒さを感じないのだろうか?最近とみに寒さを感じる老爺の強者たちへの憧れである。
 みぞれが曇天に虹を作ってくれた。


「曇天の みぞれが作る 虹しばし」

葉から芽の冬越し策

          セイロンベンケイソウの花(小笠原諸島で)


 「葉から芽」「マザーリーフ」とも言われているセイロンベンケイソウは、もともと熱帯産だから寒冷地である能勢では冬越し出来ない。何年も寒さを体験させたが、なかなか氷点下という環境下では育ってくれない。鉢植えを室内に入れてやっても凍結してしまう。温室を作ってやろうかと思ったが、日当りの良い室内でも霜枯れしてしまうので、ビニールで覆う程度の簡易温室では生き存えないだろう。
 2~3年前から子孫を残す工夫として、霜の降りる前に採取した葉を水を張った容器に浸けて、新たに出てくる芽を春に植え替える方法を採っている。水の中だと枯れずに生き残っている。とりあえずは子孫を絶やすことなく、何代目になるのか生き続けている。環境さえ整えば多年草だから花まで咲かせてくれるが、それは期待できない。
 セイロンベンケイソウが「セイロン」を冠しているのは、熱帯産という意味で、ベンケイソウというのは「弁慶」に準えて、切り取っても芽を出す強い植物ということで名付けられた。別名でハカラメやコダカラソウというのは、葉からも芽を出すほど強い生命力からである。マザーリーフも同じ意味合いである。
 Windows11へのアップデートの案内が度々出てくるので、根負けしてダウンロードしてみた。まだ慣れないのであたふたしているが、使い勝手が良くなるものと願っている。絶えず待たされるのが気にいらない。


「葉から芽も 苦肉の策で 冬を越し」