公衆トイレ「昭和だね～」

　　　　　　　　　　　　このごてごて感「昭和だね～」

　　　　　　　　　　キリストさんも狭苦しい「昭和だね～」

　トンボのメガネでは毎年宿泊例会を企画している。日帰りでは観察出来ないテーマなどがあり、メンバーの親睦を深めたいという思惑もある。今年の年間計画での宿泊先は金剛山の香楠荘に決めていた。宿の予約段階で判ったことは、登山ケーブルの駅舎が耐震構造上問題があり、対応策も決めかねている段階だった。勿論歩いて登るという選択肢もあるが、脚力や時間の問題などあり、主宰者としては誰でもが参加出来る処にしたい。ということで同じ山系の葛城高原ロッジを合宿先とした。
　宿泊例会が1ヶ月先に迫って来たので、コースと時間配分など調べようと下見に出掛けた。能勢からは2時間半ほどかかる。近鉄御所駅に到着すると、ロープウェイが点検のため運休しているとの看板表示。おまけにバスも運休とのこと。ハイキング目的ではないので時間余裕など考えても頂上まで歩けない。仕方なく近鉄大阪阿倍野橋まで引き返すことにした。駅員に交渉して往復の交通費を免除して貰ったことは言うまでもない。近鉄御所駅の助役さんの親切な対応に感謝したい。
　もてあました時間を天王寺での植物観察に充てた。一心寺のジャカランダも観てみたい。茶臼山の池に咲く植物たちにも合いたい。街中散策もしてみたいと路地まで足を踏み入れた。そこには昭和がそのまま残っている。ロープウェイ運休のおかげで昭和までタイムスリップさせてくれた。

「路地裏に　流れる浪漫　初夏の風」