ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

紫木蓮(シモクレン)

          花の内側も薄紫になっているシモクレン

             モクレンは大型で中が白い


 モクレン属で3月頃に咲き出す薄紫の種類をモクレン科モクレンとしている。それよりも10日ほど早く咲き出しているのが白色のハクモクレンである。モクレンよりも遅く4月頃に咲き出すのが、紫色の濃いシモクレンである。別にたいした問題ではないのだが、植物好きにはしっかり区別をして知りたいところなので、観察会などで見つけたときには、モクレンとシモクレンの違いを観察して貰う。モクレンは花が大型で、外側は薄紫だが内側は白色である。一方シモクレンは花も少し小振りで、花びらの内側まで薄紫を帯びている事で区別する。他に唐モクレンというのもある。
 モクレン属は地球上で最も古い花木と言われている。総じて香りが良いので香水の材料としても使われる。今年も山でたくさんのタムシバを見かけるが、サクラに押されて影が薄い。落ちている花びらで香りを楽しんで貰ったり、味見して貰ったりする。蕾を生薬名で辛夷(しんい)と言い、蓄膿症や頭痛などで漢方処方される。飛鳥時代の僧衣をモクレンで染めていたと言うから、かなり昔に中国から渡来してきたのだろう。


「紫木蓮 小鳥姿で 北向きて」

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