稲の花(イネ)
イネの花
オモダカ
クサネム
「ごはんは何科?」手作り紙芝居(参考画像)
長梅雨の所為か稲の花が咲き出してきた。多分早生種だと思う。植物分類ではイネ科を代表する総本山的植物で、図鑑ではキク科に次いで種類が多い科である。手持ち図鑑でも始まりがキク科で〆がイネ科という構成になっている。
日本のイネは気温の関係で1年草だが、インドやマレーシアでは熱帯性多年草とのこと。いわゆるあのパサパサしたインディカ米を注すのだろう。イネは亜熱帯原産の水生植物だが、長い年月をかけて温帯でも適応できるものに作り変えられてきた。地球温暖化のせいもあるが寒冷地の北海道でもイネが栽培できるまでに改良された。イネは主食として欠かせないものだが、刈り取り後の切り株に糖尿病予防の薬効がある。昔は母乳の出をよくするためにひげ根を煎じて飲んでいたらしい。日本人なら米をもっと食べればいいのにと思うが、欧米文化の流入でパン食も増えているようだ。ロクは頑なに米色ではなく米食にこだわっている。食育の観点からも手作り紙芝居も作った。
水田を覗くと雑草類も生えている。よく見掛けるのがクワイの原種とも言われるオモダカである。どれぐらいの根茎になるのか調べてみたいのだが、その機会が訪れない。他にマメ科のクサネムも生えていたりする。可愛い花なので嬉しくなるのだが、農家にとっては邪魔な雑草でしかないのだろう。こちらもネムノキと同じく夜には葉を閉じて休眠する。
「鹿児島が やっと空けたと 稲の花」