男女郎花(オトコオミナエシ)
雑草化しているオトコオミナエシ
オミナエシは黄色花
オトコエシは白花(葉で同定)
カワラナデシコ(おまけ)
秋の七草もフジバカマの開花を待って出揃う季節になってきた。七草は過去に何度も紹介してきたので、今年は殆どスルーしてきたような気がする。クズに始まりススキの穂並みで秋真っ盛りと言うことになる。ところがキキョウやフジバカマの自生種には出合える機会が無くなり、辛うじて園芸種で古を忍んでいる。我が家に植栽したフジバカマも在来種か園芸種かの区別がつかない。間もなくやって来るアサギマダラの目にとまってくれるか?だけの淡い期待を持ち続けている。
オミナエシ(女郎花)は自生状態のものをよく見かける。よく似た植物にオトコエシ(男郎花)というのが在り、全体に毛が生え強靱なところから区別されている。花色もオミナエシは黄色だが、オトコエシは白色である。
最近よく見かけるようになってきたのが、オトコオミナエシである。名前からオミナエシとオトコエシの自然交雑種とされていた。ところが遺伝子分析すればオトコエシの変異だと言うことが判明した。オトコエシ種の「高次倍数体」間の交雑によって生まれたものらしい。新しい種が自然環境の中で作られていく生命の逞しさに驚く。
「ジェンダーを 先取りしたのか 男郎花」