現場検証🔍
頭をぶつけた枝
転倒現場
無事に戻ってきたキーホルダー
「未の刻」前ヒツジグサ
ゲンノショウコ
必ず観るテレビ番組と言えばニュース、ワイルド系(自然謳歌)、笑点など落語系、たまに歌番組、場所中なら相撲中継ぐらいだろうか。ところが妻はテレビ好きで、特にサスペンスものは欠かさず録画撮りして、夜のひとときを楽しんでいる。パトカーのサイレンが部屋中に鳴り響いている有様だ。
そんな意味合いでもないのだが、1週間前に転倒した山へ現場検証🔍に訪れてきた。三田市高平ナナマツの森・烏ヶ岳である。この山は苦い思い出を作ったので、鬼門とばかりに遠ざけるつもりだった。ところが転倒した際にキーホルダーを無くしたことを下山してから気付いた。怪我もせずに下山できたことを喜んだものの、改めてキーを探しに戻る余力は無かった。車のキーは妻も持っていることだし、家のカギは予備のマスターキーを保管してある。車に乗らない生活を心がけているので、何とかなるさと諦めかけていた。同行したメンバーから、転倒した場所が特定出来るので「探しに行ったら」とアドバイスを頂いた。
ということで鬼門の烏ヶ岳再訪となった次第である。谷を右手にして木の枝が張り出している滑りやすい難所、ということを手がかりに歩を進める。頂上まで後4分の1というぐらいのところで、場所の特定が出来た。足下に気を付けながらキーホルダーが落葉の下に埋もれていないかを探す。しかし見つけ出すことが出来なかった。諦めるのは早いと妻が再度探してくれる。サスペンスに登場する刑事の目になり、転倒時の体の向きと、キーを入れていたポケットの場所から推理して、この辺りだろうと判断し探すこと1~2分、見事に見つけ出して、上で待つロクに放り投げてくれた。8日振りのキーホルダーは雨に打たれて錆が出ていたものの、無事手元に戻った。
「ありがたし 秋の夜長の サスペンス」