ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

間歩(まぶ)・炭焼き窯

                間歩(坑道)跡

                 炭焼き窯跡


 所属している「ひとくらクラブ」の活動拠点になっている兵庫県立一庫公園内に知明山という低山(349,2m)があり、公園内と言うことで整備が行き届き歩きやすい。おまけに湖畔の駐車場と丘の駐車場まで設けられているので、目的に合わせて利用できる。
 我々ハイカーは基本的には湖畔の駐車場を利用し、360段の階段を登り、知明山登山の足慣らしとする。丸太で作られた階段を登るのだが、何ヶ所もビューポイントや足休めスポットがあるので、誰でもが頂上のこもれ陽広場まで辿り着けるらくちんコースである。下りを別コースに採り、公園内を周回すれば、曾てはこのあたりが人々の暮らしで賑わっていただろうことが想像できる。
 一庫ダムに流れ込む流域に「千軒」という地名が残っているが、周辺には鉱山があり抗夫たちの集落があったとされている。今は多田銀銅山に名残をとどめているが、箕面や能勢あたりまで鉱山があり、坑道としての「間歩」跡がたくさん発見されている。
 同じく当時の生業を彷彿させる炭焼き窯跡もたくさんあり、今でも茶の湯に欠かせない「菊炭」(池田炭)が生活の糧になっていた。地域の長老などが伝える話では、炭に加工されたものを能勢から池田まで運び込んでいたとのこと。台場クヌギなどが今も活用されているので、日本一の里山が健在だとのお墨付きを頂いている。


「いにしえに 思いをはせる 冬の山」

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