所属する「ひとくらクラブ」でも巣箱作りを経験したし、小学校のアフタースクルでも経験済みで、学校に隣接する林に子どもたちと作った巣箱を架けに行った事まで思い出す。花壇にあるビワの木に巣箱を架けて2年を経過するが、シジュウカラは寄り付いてもくれなかった。サークルメンバーの巣箱には雛まで孵ったというのに。
　バジニアさん宅では、巣箱で孵った雛の様子を、まるで「ダーウィンが来た」さながらに録画され、ブログ報告されておられたので「凄い！」と感心して、巣箱の設置場所などをお伺いしたことがある。負けてはならじとの対抗心を内に秘め、ビワの幹を使って巣箱作りに取りかかった。ノミで掘っていくのだが、ビワは材が堅く粘りがあるので、遅々として進まない。水を張ったり、中をバーナーで焦がしてみたりしたが、根気よく掘り進むしかない。電動ドリルの刃も2～3本折ってしまった。
　3分の2ほど掘り進んだ段階で、反対側からドリルで穴を開け、何とか貫通させることが出来た。後は比較的簡単にノミで削れるようになり、ほぼ自然の巣穴らしくなった。そこから覗くと屋久島のウイルソン株の雰囲気である。半年近くもかかってしまったがまだ完成ではない。底と屋根を付けて密閉してやらなければならない。

「プーチンの　狂気で財布は　シジュウカラ」（川柳）