足立美術館
枯山水庭
生の額縁や生の掛け軸をイメージ
白砂青松庭
義母の一周忌から帰宅してきた。娘夫婦が線香を手向けたいと言うことで一緒に参加してくれたが、3連休しか都合が付かないと言うことで、彼らは一足早く帰宅した。車を出してくれたので “往きはよいよい” だったが、還りまで付き合いきれないと放り出された。と言うのも妻の兄妹との交流などが予定されていたので、我々から旅の延長を申し出たというのが真相である。
出雲路は初めてだという婿殿のために、娘は足立美術館訪問も計画した。我々も忘れるぐらい前だったので新鮮である。かすかな記憶は横山大観が印象に残っているが、作品までの記憶は薄れている。今回は秋バージョンとして紅葉の大作がメインだった。魯山人館まであり、書と器とで日本料理の文化が集大成されている館である。この美術館の売りはやはり枯山水庭と白砂青松庭などを配した日本一の庭園である。19年間『庭園日本一』を誇っている。それにつけても当時の実業家のやることは凄い。文化遺産として後世に残るほどのものを作ってしまう。
義母が出雲路への旅の機会を作ってくれたことに感謝したい。
「野分後の 白砂青松 しっとりと」