紫苦菜
なんとも可愛い紫小花
ニガナ(参考画像)
この季節山を歩いていると、タンポポの様な綿帽子をつけたムラサキニガナが目に付く。あまり目立たない花だが、近くで観察すると可愛い花である。愛用の山渓図鑑にも数行しか紹介されていないので、詳しい説明が出来ないが、キク科でアキノノゲシ属に分類されている。春から初夏に咲く黄色い小花のニガナに花姿が似ているからと名付けられた。ニガナは手折ると白い乳液が出て、まさに苦みがあり兎が好んで食べる。ムラサキニガナがはたして苦菜かどうかまでは味見確認していない。
小さな花を沢山付けて人の背丈ほどになるが、意識しないと通り過ぎてしまうほど、林に溶け込んでしまう。写真もバックを工夫しないと旨く写ってくれない。今回は1cm余りの小花をアップで撮れたので満足している。写真の出来栄えを何時もカメラの所為にしているが、やはり良いカメラが欲しいなぁ~。
「緑陰に 楚々と咲きしが 気高くて」