6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

木槿

                 与謝野「源氏」


 コーラス練習に向かう道端に、一日花のムクゲが椿の様にたくさん落ちている。「槿花一朝の夢」そのものである。先を急いでいたので、帰り道で写真を撮り、花びらを失敬して食べてみた。ぬるっとした感触で美味しい。ムクゲの花が食べられると知ったのは、花オクラが売られていたのを、好奇心旺盛なロクが試してからである。それからアオイ科の花は食べることが出来るのだと判断して、各種のアオイ科を試食してみた。ムクゲには解熱・解毒・利尿や、かゆみ止め・水虫・インキン・タムシなどに薬効がある様で、食用にもなるというから、家に一株植えておくと重宝する。特に白花種が良いようだ。ムクゲは中国原産で平安時代に渡来して来たと云われている。万葉集に詠われている朝顔はムクゲだという説もある。ご存知韓国の国花でもある。韓国のトップがリベラル派に代わったので、南北対話が進展することを見守っている。
 ムクゲの葉にアブラゼミの抜け殻がへばり付いていた。セミの抜け殻を空蝉というが、こちらも「槿花一朝の夢」に通じる儚さを感じさせる。この世に生きている人間のことを指すが、源氏物語の第三帖「空蝉」が頭をよぎる。身を引いた空蝉は作者の紫式部ではなかろうかというが……。


「人通り 絶えて一弁 白木槿」