6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。


 秋の七草クズが繁茂している葉に見え隠れするように咲いている。近付いて観察するとマメ科特有の花が下から咲き出して、今月いっぱいは咲き続くのだろう。何とも言えない鮮やかな赤紫が印象的だ。和名は大和の国(奈良)の国栖(くず)が産地で京に葛粉など売りに来ていたらしい。肥大した根茎は漢方の葛根湯原料として使われているし、葛切りや葛餅などの和菓子に使われたり、葛粉は病気の時など葛湯としてよく飲まされたものだ。繊維からは葛布が作られていたが、今は静岡県掛川の特産となっているだけである。春の新芽などが食用として利用もされる。ロクも毎年山菜として利用している。それほど有用な植物だが、手間暇かけて加工するより、経済効率から代用品で間に合わせるという風潮に押し流されて、見向きもされなくなったクズが林を覆いつくすほど繁茂している。イギリスなどへ渡来したクズが生態系を破壊しているのも現実だ。
 以前にも秋の七草に触れたと思うが、春の七草が食べられるのに対して、秋は眺めるだけだからなかなか覚え難いらしい。「お・す・き・な・ふ・く・は?」と覚えればいいと習った。順番にオミナエシ・ススキ・キキョウ・ナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギとつながる。野生ではフジバカマやキキョウを見ることが出来なくなってきた。


「花見れば お前も床し 葛繁茂」