珈琲怖い
子どもたちの作品
珈琲通には垂涎のジャコウネコ・コーヒーを試飲させて貰った。知る人ぞ知るコピ・ルアックである。ところが僕はコーヒーの味など皆目分からない。出来ることなら紅茶の方が良いと今まで思っていた。コーラス練習後の役員会でも、僕だけが紅茶を頼むというわがままを通してきた。それでは駄目だと言い聞かせ、皆さんと同じようにコーヒーを頼むように努力している。基本的にカフェインに弱い体質で、午後からの緑茶も控えている。ところが、日本で一杯が1万円もするコピ・ルアクはコーヒーの苦味も無く、ミルクティーを飲んでいるような優しい味がする。謂わば初心者向けのコーヒーの感じを受けた。昨日はひとくらクラブの例会で、メンバーさんがベトナム出張で手に入れて来られたもののお裾分けである。これなら珈琲怖いになれるかもしれない。因みに楽天市場での価格は200gで50,000円だって!やはり怖い!
コピ・ルアクはジャコウネコが熟れたコーヒーの果実を食べ、消化されなかった豆がウンチとして排泄されたいわくつきの珈琲豆である。1匹の猫から採れる豆は3g程度らしい。一粒ずつ丁寧に皮を剥き。それを焙煎して作られる。手間暇かけた貴重なコーヒーだが、歴史的には悲しい逸話が残っている。貴族が奴隷を使ってコーヒー栽培していたが、奴隷の身分ではコーヒーなど飲めない。ジャコウネコのウンチから珈琲豆を見付けた奴隷が、試しに飲んでみたところ驚くほど美味しかったらしい。そこから広まったというお話。
「長月に 蘊蓄添えて 珈琲を」