理不尽
聖歌
花霞
桜貝
しのぶれど
そどおり姫
熱情
ローズオオサカ
ふれ太鼓
中之島公園にあるバラ園の日本産バラを紹介したくって、今朝のタイトルは貴婦人にしようと思っていた。しかし、目的は高裁での判決公判の傍聴だったのでどうしても触れたい。と言う訳で「貴婦人」が「理不尽」になってしまった。創業者が経営の神様と云われた某会社で、両親の介護をしながら勤めていた女性が、遠隔地への転勤を命じられ、それは出来ないと懇願したが、従業員の生活実態は考慮されずに、無理やり大阪から福井への転勤を余儀なくされた。そこで裁判に訴えて会社側の理不尽な転勤命令を取り下げて貰うように闘ってこられた。地裁では会社側の言い分が通り敗訴した。控訴審でも地裁の判決を少し書き変えた「添削判決」で棄却されてしまった。日本の司法は権力や企業に沿った判断しかしないのは嫌と言うほど観て来たが、多くの裁判官は国民目線に立てず、カレイやヒラメの様に上だけしか見られない「お目目」をお持だ。
介護問題・子育て問題にとどまらず働く人々の労働環境は最悪である。政府は働き方改革など打ち出しているが、本質は企業側を利するだけで、働く人はより厳しい環境に晒されることになる。いま企業内民主主義作りが一番求められている。最近問題になっている日産、スバルなどの検査体制のゴマ化し、鉄鋼産業の低コストにするための品質改ざんなど、企業に甘い国がもたらせた当然の帰結だと思うのだが。
「貴婦人に 戻してあげたい 冬薔薇」