6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

         吸盤で我が身をしっかり確保のモミジヅタ


 ツタが小さな秋を演出している。ブドウ科ツタ属で秋になると紅葉する落葉性木本である。別名でモミジヅタとも呼ばれている。古名では「地錦」とも呼ばれ今の時期にぴったりの表現だと思う。吸盤でよじ登って行く様をよく観察したものだ。コンクリートなどに絡み付いた吸盤や気根を剥がそうとしても、なかなか剥がれてくれない。近くで吸盤を観るとまるでアマガエルの足の様だ。甲子園球場のツタは有名だが、建設当時コンクリートむき出しだったので、装飾用として安価なツタを植栽したとのことである。リニューアルされた球場でもツタを這わそうと、新たに植栽されて外壁を飾りつつある。日当たりの悪い方にはウコギ科キヅタ(フユヅタ)が使われているらしい。ツタと言うのはツタ属の総称としても使われる。ツタの絡まる学舎では立教大学池袋キャンパスが有名らしいが、ペギー葉山の「学生時代」で想像しておこう。
 過ってはツタの樹液から甘味料を作っていたらしい。早春の頃に蔓を切って樹液を集め、それを煮詰めて甘味料にしたようである。覚えていたら来春に樹液を吸ってみたいものだ。同じブドウ科のサンカクヅルなども「行者の水」と言われ、蔓から水分を吸っていたので、ブドウ科には同じような利用法があったのだろう。


「紅葉蔦 互い違いに よじ登り」