ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

大阪シンポジューム

          畠山氏(右端)のサイン入り書籍販売

               基調報告する畠山氏

                パネラー各氏


 昨日は水の都ー大阪の海と漁業の未来を考えるー2017年大阪シンポジュームに参加して来た。主催は一般社団法人全国学士会とシニア自然大学校。シンポジューム実行委員長が京都大学名誉教授田中克氏であり、基調講演が「森は海の恋人」を提唱した畠山重篤氏だったことがロクをその気にさせた。宮城県が30年も前から、漁業を守るためには先ず森を守らなければならないと提唱して、植林など森作りを始めたのはマスコミでも度々取り上げられた。その提唱者が畠山氏である。他にパネラーとして水産研究部の主任研究員や大阪市漁業協同組合長、大阪市大の名誉教授矢持進氏、津田産業社長の津田潮氏など多彩である。
 現状報告では大阪湾岸は私企業が大部分を占めているので、湾岸整備などもままならず、市民が海に親しむ環境整備が出来ていないことなどを知ることが出来た。そんな中でも大阪湾にウナギが住める環境作りのために、私企業が高槻の山に植樹を進めている取り組みや、マガキの養殖を湾内で出来るような実験施設を作り、そこで獲れたぷりぷりのマガキを市民に試食してもらった経験、くぎ煮の材料イカナゴの生態調査など興味の尽きないシンポジュームだった。中でも鉄が生物界にとって欠かすことの出来ない役割を担っているという話が目から鱗だった。


「枯渇した 冬の頭に 知の雫」

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