6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

美男葛

               若い実(参考画像)

           モクレン科を思わせる花(参考画像)


 一般にサネカズラと呼ばれているが、ビナンカズラの方が覚えやすいのでこちらで紹介した。昔の人は鬢付け油(整髪料)としてこの植物を使っていたらしい。ツル性植物(木本)でその茎を採取し、細かく刻んで少量の水に漬けておくと粘質になる。それを頭髪に塗り付け寝癖などをなおした様である。昭和初期から中頃まではポマードと言う整髪料があり、テカテカに塗りたくった男性を見たことがある。オールバックが廃れる頃にはポマードも姿を消したようである。それに似た整髪料と言うところから美男葛と呼ばれるようになった。晩秋から初冬にかけての山道で綺麗な赤い実が目立つ。一ヶ所から球形にたくさん付いている赤い粒を食べてみたがあまり美味しいものではなかった。人に教えて貰った話では、粒を取り去り中央の果托を食べたらしい。この実には滋養強壮の薬効がある。
 花は薄黄色でモクレン系の花に似ているので、過ってはモクレン科に分類されていたが、手持ちの山渓「樹に咲く花」ではマツブサ科サネカズラ属に分類されている。実の付き様がモクレン科とは確かに違う。マツブサと言う植物を知らなかったので、図鑑で確認すると同じようにツル性植物で青黒色の実をブドウの様につける。一度観てみたいものだ。


「刈り過ぎて 頭の寂し 冬木立ち」