青木さん
ノンアルコールでふ・ふ・ふ
記念文集「雫一滴」表紙はロクの仕事
日本国民救援会と言う元祖ボランティア組織と言うべき地域支部の総会に参加して来た。箕面豊能支部は今年で結成10周年を迎えた。結成当時から縁の下のお手伝いをしている。全国組織は間もなく90周年を迎え、権力が仕組んだ松川事件を始め謀略事件などの支援で数々の勝利に貢献し、日本の近代史にも大きな役割を果たしてきた。最近では冤罪事件での支援などで注目を浴びている。取り調べの可視化なども弁護士や有識者などと連携しながら取り組まれている。
昨年の8月10日に再審無罪を勝ち取った東住吉えん罪事件の元被告青木恵子さんをゲストに迎え、冤罪が作られた取り調べの様子を生々しく聞かせてもらい、日本の警察権力の体質を思い知らされた。21年間の獄中生活から解放されて、休む間もなく国家賠償裁判に取り組まれている。何としても権力に謝らせたいが、日本の役人は決して謝らないという体質を持っている。知らぬ存ぜぬが権力者の常とう手段である。
近々NHKスペシャルで放映されるので是非ともご覧になって欲しい。
<昨年アップした内容を参考までにご覧下さい!>
東住吉えん罪事件元被告朴さん親子
日本国民救援会と云う全国組織の地域支部で総会があり、今年8月10日に無罪判決を勝ち取った、東住吉えん罪事件の当事者朴さんとお母さんが支援のお礼に来られ、じかに話を聞くことが出来た。もう一方の当事者青木さんはテレビでもお馴染みになったが、朴さんの事はあまり報道されなかった。
お母さんからは支援のお礼と喜びが語られ、朴さんからはウソの自白を強いられ、それに屈してしまった自分の弱さ、苦しみが切々と語られ、参加者の心を打った。彼の話で印象に残ったのは“ウソの自白は、心の自殺”と云う言葉だった。獄中では模範的受刑者として刑務官にも信頼されていた話なども披露され、人核形成にとって意義深い獄中生活だったと、肯定的に捉えている姿にも驚きを禁じえなかった。良い話だった。
「一時の 笑顔もこぼれ 年の瀬に」