ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

炒り玄米お粥


 朝から屋外で籾擦りをして昼までかかってしまった。昨日アップしたようにすりこぎを使ってやるのだが、絶えず息を吹きかけて籾殻を飛ばしながらの作業だから大変だ。全部が殻を外してくれない。室内に持ち込み玄米と籾との仕分けをしなければならない。カッターマット上で掌で擦ってやると意外と簡単に籾殻が外れてくれる。そこで大発見をしたのはサンドペーパーの上で擦ってやれば、すりこぎで仕上げする時に直ぐに殻が外れてくれるという実験結果だ。必要に駆られるとアイデアが湧き出すものだ。
 籾を余すことなく玄米にしたので、次は如何に食べるかである。玄米粥が一番無難だろうと思い立ったが、圧力鍋で作るほどの量ではない。ネット検索すると炒り玄米で作れば普通の鍋で簡単に短時間で出来る方法を知った。夕飯は炒り玄米お粥である。早く夕方が来ないかと待ち侘びながら台所に立った。玄米を炒るとぱちぱちと音がして膨らんでくる。塩を少し利かせたのでそのままでも香ばしく美味しい。炒りあがった玄米を鍋に移し替え、たっぷりの水で20分ほど炊くと殆ど出来あがって来た。さらに水を足して煮ること10分、大きめのお椀に入れて南高梅を一つ入れて完成。田んぼ作りから始まり、籾擦りまで手塩に掛けたお米、恭しく頂いたのは言うまでもない。
 稲作が入って来た当時の米と今の米ではかなりの違いがあると思うが、弥生人は如何にして籾擦りをしていたのだろうか?農家の方がお米一粒たりとも無駄にしないという心を知っただけでも、今回の米作りは大きな収穫であった。


「粥で締め 粥で始める 去年今年」

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