発見!
巾着の幕と大根の献灯
組み立て式回り舞台
散歩途中や観察会などで「おやっ?」と立ち止まることがよくある。地域の歴史的なことは妻に聞けばいいのだが、記録として残されていること以外はあまり自信が無いようである。今日は神社で見付けたふしぎ発見。トンボのメガネ例会で立ち寄った箕面西光寺は、役の行者所縁の場所で聖天さんとして親しまれている。そこに図案化した大根と巾着の紋が付いた幕と提灯が掛かっている。仲間とああだこうだと話し合っていたが、大根は根元で絡み合っているので男女和合の意味かもしれない。大根が男根で巾着が女陰を表している。信仰心は全くないのだがそんな発見をすることが大好きなロクである。
地元の山辺神社は延喜式内にも記載されていないが、歴史はかなり古いようだ。辺鄙な場所にあるのであまり参拝客もない。4日に訪れた時にもひっそりと静まり返っていた。しかし、秋祭りには獅子舞いが出て村中で盛り上がるらしい。都会に出ている若者も帰って来て祭りを盛り上げる。その本殿の裏に回り舞台が収納されている。神楽を舞うのかなと思っていたが、そうではなく農村舞台として活用されたようである。本殿前には力石も置かれている。これも奉納相撲が盛んだった名残かも知れない。いずれにしても神社仏閣などは土着の文化と結びついているので、それを発見するのが楽しい。
雨の成人式になってしまった。日頃は能勢を離れている若者たちが帰って来てくれる。近くの美容院が早朝から煌々と灯りを付けて営業されている。
「成人の日 無情の雨も 奥床し」