植物の冬越し
ジャムになるスイバ
スイバのジャムを雪道で(参考画像)
アントシアニンの実験
草本類の冬越しには、種で越したり、地面にへばり付いて越したり、球根などで越すものがある。それぞれが進化の過程で身に付けた戦略だが、この時季赤くなっているスイバやタンポポが目立つ。なぜ赤くなるのか?一般的に言われているのは、アントシアニンを作って糖度を増し、凍結から守るためと考えられている。アントシアニンは紫外線からも凍結からも植物を守っている。彼等にとっては人間のメラニン色素と同じぐらい大切な色素になっている。サークルでスイバなどの色素が酸とアルカリでどう変化するか、石鹸とクエン酸で試す遊びをして来た。
糖度を増したスイバからジャムを作ることが出来る。真っ赤な葉を選んで採取し、大まかに切ってグラニュー糖でまぶし、それに砂糖を加えながら煮るだけで美味しいジャムが簡単に出来上がる。最近では作らないが、仲間の皆さんが何人も作ってくれた。あまりの綺麗さにこれがスイバとびっくりされる。多分ネットで検索しても紹介されていると思う。
「へばり付く 冬の草たち 赤ら顔」