ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

里道


 隠れた散歩道が能勢にはたくさん残っている。一般的に里道(りどう)と呼ばれるものである。別に散歩道として残してくれている訳ではない。探索好きの我が家の二人が、この道は何処へ繋がっているのだろうとの好奇心から、歩いているだけである。公図に照らし合わせて里道だと確認している訳ではない。何となく歩いていると、これは里道だなと匂って来る。通常あまり人が通らない。地元の人は何処へ行くにも軽トラを利用されるので、人がやっと通れるぐらいの所をわざわざ歩かれない。里道とは国有地だが国が管理してくれない、いわば放棄地であり廃道でもある。国道、都道府県道、市町村道に区分けされなかった道で、道路法の適用外である。ただし公図には赤色で着色され、そこから赤線、赤道とも呼ばれている。昭和に廃止された「赤線」ってそこから来ているのかな?
 里道を歩いて早春の花を探しに行ったが、やっとミヤマカタバミの葉っぱが顔を出したばかりである。この小路にはショウジョウバカマやチゴユリ、ニリンソウの自生も観られる。以前、フクジュソウの自生地を見付けたので、皆さんに教えてあげた。その方たちは盗掘されないが、そこから情報が流れ、群生していたフクジュソウが数を減らしてしまった。という苦い経験があるので、秘密の場所は教えないようにしている。本当は皆さんにも観て欲しいのだけれども。


「見向かれぬ 里道に春の 気配敷き」

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