河津桜
開花目前の蕾
今週金曜日にトンボのメガネで河津桜を訪ねることになっている。訪問先は大阪と京都の中間に位置する淀水路である。ここには南伊豆河津から取り寄せた2本の原木をもとに、今では250本もの桜が地域のボランティアの方たちによって育てられ、知る人ぞ知る早咲き桜の名所になっている。カワヅザクラはオオシマザクラ系とカンザクラ系の自然交雑種と考えられ、1974年に「カワヅザクラ」と命名された。桜の自生種として見つかってから60年しかたっていない新種桜である。
我がサークルでは年間計画を立てて皆さんに案内している。気候変動などまで予測出来ないので、どうしても花の時期がずれてしまう。今年の冬が殊の外寒かったので、早咲き桜の開花も遅れるだろうと気になっていた。そこで昨日開花状態を確認するために淀まで下見をして来た。蕾はかなり膨らみ、あと少しで開花してくれそうである。さすが原木は時季を違えずに咲き出していたが、後で植栽した桜はまだ様子伺いの状態だった。でも本番金曜日には花を咲かせてくれることだろう。
「ようやっと 辿り着いたる 初桜」