二輪草
ニリンソウの群生地、その横にはコゴミ(クサソテツ)も
チゴユリも
新緑の山
4月の初めにイチリンソウを紹介したが、今年はまだニリンソウを紹介していなかった。ちょうどカタクリの咲く時期だから出遅れたかなと、寄り道コースの里道を歩いてみた。何とか咲き残っていてくれたので写真に収めることが出来た。ミヤマカタバミは既に終わり、代わりにチゴユリがたくさん咲いている。この道はあまり知られていないので盗られることもなくひっそりと咲いている。
そろそろスプリング・エフェメラルも終わりを迎えている。木々も芽を吹き出し、山笑うの季節になってきた。林床に光が届かなくなるので、やむなく彼女たちは来年早春まで休眠状態に入る。そんな儚い命を観ていると、ニリンソウが山菜として食べられると云われてもその気にならない。ところが山野草を盗掘する輩が多い。種から花を咲かすまでに8年もかかるカタクリの盗掘が後を絶たないようである。本当に草花が好きなら “やはり野に置け蓮華草” と思うはずだが。
「来年も また逢おうねと 二輪草」