百合の木
陽が入るとまるでランプシェード
葉っぱは半纏を思わせる
実(種)・花後・蕾
山田池公園に到着して、先ず目に飛び込んで来たのがユリノキの並木である。葉っぱに特徴があり半纏木(ハンテンボク)の名で親しまれている。高木になるのでなかなか花を見付けられないが、山田池のユリノキはまだ若いので近くで観察することが出来る。北アメリカ原産で日本には明治9年新宿御苑に初めて植栽された。30年後にその種が日本の各地に配られ、今では公園樹として馴染みの樹木になっている。新宿御苑の原木は35mもの高木になっている。
ヨーロッパでは花の形がチューリップによく似ているので、チューリップツリーと呼ばれている。モクレン科で花の構造は雄しべが沢山あり、他のモクレン仲間とよく似ている。真直ぐな高木になるので原住民インディアンはカヌーに使ったらしい。花には多量の蜜があるので蜜源樹としても植栽されている。
「高木に 蜜たっぷりの チューリップ」