ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

山法師

          色の着いたものもある(園芸種かも)

          食べごろのヤマボウシ果実(参考画像)


 山の斜面にヤマボウシの白花がよく目立つ。白花と言ったが実際の花は中央で塊になっている集合小花で、白い4枚は総苞片と呼ばれるものである。球形の花蕾がお坊さんの頭で白い総苞片を頭巾に見立てて名付けられた。納得。庭木や街路樹に植栽されているハナミズキとよく似ているが、ヤマボウシの総苞片は先が尖り、ハナミズキは丸く欠けた様な跡が残ってところで判断出来る。開花時期もハナミズキの方が2週間ほど早い。アメリカから渡来して来た頃はヤマボウシにそっくりなので、アメリカヤマボウシと呼ばれていた。今では花水木の方が市民権を得たようである。
 ヤマボウシが緑陰に沢山の花をつけているのは眼を惹くが、秋に出来る実も嬉しい。見付けたら必ず口に運び、野生果実の味を楽しむ。生食も美味しいがジャムにも出来る。果実酒にすれば滋養強壮の薬効もある様だ。今まで色んな果実酒を作って来たが、作る楽しみだけであまり飲むこともない。瓶の数が増えて行くので、妻からは鬱陶しがられ、仕方なしに彼女が晩酌のお供に使ってくれている。


「山法師 そこだけパッと 際立ちて」

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