名峰
アルピニスト憧れのアイガー北壁
ユングフラウ
ヴェッターホルン
シュレックホルン(頂上の目玉が特徴)
シルバーホルンなどの山並み
皇太子出席記念カウベル(中央)
既に雪の少なくなったマッターホルン(2006年参考画像)
我が国とスイスとは幕末から通商があり、大正に入ってからは日本人登山家がアイガーなどに登っている。2014年には国交樹立150年記念式典に皇太子が出席し華を添えている。そんなこともあり概ね日本人に対しては好意的である。観光客のマナーの良さも一因であろう。松本市(旧安曇村)とグリンデルワルトとの姉妹都市や、兵庫県の六甲山高山植物園とシーニゲプラッテ高山植物園との姉妹提携などの表示が目に付き、立ち寄った我々観光客に仲間意識が芽生える。日本人がスイスに憧れるのは、信州などのアルプス風景が原体験になっているのかもしれない。
晴れ渡ったユングフラウヨッホから眺める名峰群を眼にした時、観光客は余りの素晴らしさにため息を漏らす。氷河も素晴らしい。しかし、地球温暖化で氷河の後退が進み景色を一変させている。あのマッタ-ホルンも雪山から岩山に代わりつつある。あれほど感動したユングフラウヨッホやゴルナーグラードには行かないことにしている。初恋の人に何十年後の同窓会で出合った時に幻滅を感じるのと似ている。
「カルピスの 味は何処へ 雪に融け」