小生馬
花は平開せずに斜上するコイケマ
イケマの果実
ガガイモの種・ケサランパサラン(手作り紙芝居より)
遠くへ行きたい~種の旅物語~(紙芝居タイトル)
ガガイモに似た葉を持つイケマです。愛用の山渓ハンディ図鑑ではイケマはガガイモ科になっています。ところが最近はキョウチクトウ科に再分類されたようです。仲間と観察した時には、てっきりイケマと思い込んでいました。大きな違いではないのですが、関東以西に分布するコイケマの方だったのです。イケマの花は平開して反り返りますが、コイケマはあまり開きません。
イケマと言う名前はアイヌ語で「巨大な根」「神の足」と言う意味だそうで、エゾの霊草としてアイヌ民族の重要な薬草で、利尿・強精・強心薬の薬効があります。若葉は食用にされますが大きな根茎は有毒です。アイヌの人たちはその根茎も煮て食用にしていたらしいです。
ガガイモの果実には冠毛を付けた種がたくさん入っていますが、それを細くしたような果実をつけ、同じように絹糸のような種を持ちます。キョウチクトウの種も似ているので、キョウチクトウ科になったのでしょう。因みにガガイモの種がふわふわ飛んでいるのを、架空の生き物に準えてケサランパサランと呼んでいます。
「蟻くんが メジャーで花の 主役顔」