6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

藪萱草

             採取した蕾を水洗いして

               熱湯でさっと茹でる

             キッチンペーパーで水切り

              甘酢に漬けて出来上がり


 藪甘草とも表記されるヤブカンゾウが土手道にたくさん咲き出した。多年草なので毎年同じ所で花を咲かす。散歩の途中でと云うのではなく、わざわざ蕾の採取に出掛けた。7月の初めごろから咲き出していたが、数日間の幽閉を余儀なくされたので、少し遅れての花摘みになってしまった。一日花だから次から次へと咲き出すが、だんだん蕾が小さくなってくる。やはり咲き始めの頃の方が大きくてボリュームがある。この蕾が生薬で金針菜と呼ばれている。ヤブカンゾウの花は暑苦しくてあまり好きではない。もっぱら早春の頃の新芽を野草料理の一品に使うのと、夏場の花の蕾だけを頂くようにしている。
 ヤブカンゾウは中国原産で奈良時代以前に渡来して来たらしいが、有史以前だという説もある。古くからの帰化植物になっている。以前はユリ科だったが、最近はワスレグサ科に再分類されている。古名を萱草(わすれぐさ)と云い、万葉集でも詠まれている。憂きことを忘れさせてくれるらしい。
 蕾は天ぷらや煮物、酢の物などで頂くが、我が家では甘酢漬けにする。シャキッとした歯触りとヌルみがあり、夏場の箸休めにもってこいである。もちろん野草料理の類はロクの出番になっている。


「君だけに 逢いに来たのだ 忘草」