平和の日
帰りの能勢電車内「風鈴電車」
子どもたちの俳句の方が上手いなぁ~
テレビを朝から見る習慣はないのだが、8月6日だけは広島の原爆忌の式典を欠かさず見ることにしている。9日も意識はしているのだが昼間なので、ほとんど外出先になり黙祷を忘れてしまったりする。長崎の被爆者には申し訳ない気持である。
式典での世界に向けた市長メッセージと、子どもたちの声を限りの訴えに胸が熱くなる。官僚作成の作文を読む安倍君からは何の感動も伝わって来ない。唯一の被爆国でありながら、アメリカの核の傘にしがみついている姿に、国民として恥ずかしい思いをしている。本人が一番恥ずかしいと思っているかもしれない。
何時も話題作を上映するので有名な十三の第7藝術劇場に向かい、映画「沖縄スパイ戦史」を観に行く。「標的の村」などを手掛けた三上智恵と「テロリストは僕だった」の大矢英代両氏の監督作品である。最後の決戦になった沖縄での陸軍中野学校のスパイ戦が、生き残った島民の証言を交えて明らかになって行く。
重たい映画だったが、安倍内閣のもとで強引に進められてきた一連の戦争法規の危険性までメスが入り、再びあの暗黒の世界に彼達がいざなっているのをひしひしと感じさせれくれる映画だった。我が家の平和の日はこれで終わるのではなく、スタートの日でもある。
「風鈴に 平和の願い 広島忌」