狐の孫
今朝のサギソウ(我が家の折鶴)
何処ででも見かけるキツネノマゴが咲き出した。花穂が狐の尻尾に似ているからというがそれほど長くはない。茎が四角で唇弁花だからシソ科の花だとばかり思い込んでいた。ちゃんとキツネノマゴ科として分類されている。山渓の「野に咲く花」ではハナバチが花粉の媒介をする代表的な虫媒花と紹介されている。花が小さいのでルーペに頼らなければならないが、たしかにハチをおびき寄せ、花粉を確実に運んで貰う花の作りになっている。下唇には白ぬきの模様を入れ、上唇に2本の雄しべがハチの羽などに花粉を付ける構造になっている。
何気なく見過ごす雑草的植物だが、若葉は食用になり、葉汁は薬用として使われてきた。乾燥させたものを煎じて服用すれば解熱剤になり、民間薬としても浴湯剤として使えば腰痛・神経痛に効くらしい。清の時代には眼薬として利用していたようである。
8月9日は長崎原爆忌である。広島に続けて今年はしっかり式典を見守った。今年は国連事務総長の出席もあり、しっかり世界に核廃絶をアッピール出来る祈念式典になったことだろう。長崎市長からのメッセージは日本政府の対応への批判も込められ、仕方なく参列している安倍の大写し画像が気の毒だった。多分針の筵に座らされいる気分だっただろう。もとい、彼はそんなまともな心の持ち主ではなかったのだ。
「子や孫に 核はいらない 長崎忌」