野赤小豆
何時も通る散歩道にノアズキが今年も咲き出した。マメ科特有の蝶形花を咲かすが、花弁中央に龍骨弁という捩れた部分を持っているのが不思議だ。何か受粉を助ける戦略でもあるのだろうか?
夏休みの期間に限ってNHKラジオで子どもの科学相談コーナーを放送している。時間のある時には聴くようにしている。我々の観察会でも役立つロープレになるからだ。そこでノアズキの龍骨弁が何で捩れているのか聞いてみたい気がする。孫でもいれば代役で聞いて貰えるのだが。
ノアズキにそっくりのヤブツルアズキと言うのがあるが、違いがよく判らない。だのにノアズキと紹介している根拠は、こちらは多年草で毎年同じ所に生えるというだけで決めつけている。ヤブツルアズキは一年草だから生育場所が変わる。赤いダイヤと言われる小豆はヤブツルアズキの改良種である。ノアズキの別名を姫葛と言うが、葉っぱがクズにそっくりである。小型にしただけで直射日光が強い時には葉裏を見せて、光を反射させると言うところまで似ている。
「黄花咲き 秋はそこだと 声聞ゆ」