見付けた~!
始めて出合ったミヤマウズラ
昨日早朝、雨音があまりにも激しいので目を覚ました。4時である。トンボのメガネ例会日。前日の天気予報でも終日雨になっていたが、下見でコース確認してあるので催行することにしていた。ところがこの雨である。下見後に台風も近畿を直撃している。無理は禁物!とすぐさま皆さんに中止連絡のメールを送った。それでも主催者としては集合場所まで行くことを心掛けている。やはり朝メールを見ていないという方もおられて、集合駅には6人が集まった。危険個所があれば引き返すことを条件に高代寺山をめざした。
今回の目的は誰も出合ったことのない貴重種ミヤマウズラを観てみたいとの思いが強い。下見の時には見付けられなかった。環境省での絶滅危惧種にはまだ指定されていないが、県単位では既に絶滅危惧が心配されている貴重な野生ランである。仲間が特徴や生育場所などネットで調べてくれた。頂上近くまで登ったところで「これじゃない!」と落葉の間から15cmほどの花茎を出している1本を見付けてくれた。葉脈の模様がウズラに似ているので名付けられたミヤマウズラである。深山を冠しているが決して高い山ではなく、里山程度の低いところに自生する。皆さんも特徴を掴めたので帰り道では何本かのミヤマウズラを見付ける事も出来た。
4年前に猪の檻で捕まったツキノワグマも見て貰いたいので、途中で拾った未熟ドングリなど持って行く。雨が降ったので寝床に隠れて出て来ない。「とよく~ん」と呼ぶと暫くして檻に出て来た。8歳の雄クマで鼻息が荒い。でもどことなく可愛い。クマは憶病な動物である。クマの住める環境も取り戻したい。
「秋雨を 押して深山に 花探し」