『鍵刺激』?
笑顔が自然と出るーこんな世界と日本になれば良いのだが
ダンゴムシ移動中
スズメウリの花と成長中の実が提灯に
昨日の自然学講座はユニークな内容だった。公立鳥取環境大学環境学部の小林朋道教授、テーマは「身近な動物たちの行動学」で、動物たちの “生き様” を探るという学問の一つに「動物行動学」が位置付けられ、その研究の第1人者である。前半はニホンモモンガが杉林と自然林の混在するところでしか生きていけない事を、実際の観察を通じて調べられ、NHKで報道された動画などを見せて貰った。
ユニークだったのは実際に家からダンゴムシとミミズを持って来られて、壇上で実際に実験をされるという、まるで高校生物の授業さながらの講座だった。任意に仕切られた鈎型通路を作り、その中をダンゴムシやミミズがどう移動するのかと言う実験である。彼らに一定の刺激を与えると、何と同じ行動をするのである。次は左折します、次は右折ですと予想され、その通りの行動をとることを見せて貰った。
動物の行動を観察することで、本能的な意識が働くと言うことを解明され、人間も含めて共通する脳の仕組みー鍵刺激ーの存在を突き止められた。例えば子どもの笑顔に接すると、こちらも自然と笑顔になる。そういう脳の働きを『鍵刺激』と言う。安倍君の作り笑顔にロクは反射的にむかつくのだが、これも鍵刺激なのだろうか?
「食欲の 秋といえども 脳飽和」