ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

虎杖(いたどり)

                イタドリ雌花

                イタドリ雄花


 この漢字表記も難解の部類に入る。どう読んでもイタドリとは読めない。茎のまだら模様が虎に似ているからという事で充てられたようである。春から夏に掛けては水分をたっぷり含んで成長するが、枯れる頃になると茎が木質化して杖の様になる。冬場に木質化した空洞の茎を採取し杖を作り、足が不自由な方に、室内用の杖として差し上げたことがある。軽くて丈夫な杖になる。多分古人は生活の場で実際に使われていたのだろう。
 イタドリという名前の由来は「痛取り」から来ていると言われている。擦り傷・切り傷・止血に生の葉を揉んで塗ると効果があるらしい。根茎が虎杖根(こじょうこん)という生薬名で便秘・膀胱炎・尿路結石・月経不順・蕁麻疹などの薬効があり漢方に処方される。
 子どもの頃、生の茎を折って食べたのを思い出す。スカンポと言っていた。その想いだけで口の中が酸っぱくなる。夏の終わりから秋にかけて花を咲かすが、雌雄異株なので何時も観察会の定番植物になっている。葉が展開しないタケノコ状の茎を採取して、塩漬けにしておくと冬場の美味しい山菜になる。シュウ酸を含むのでしっかり水に晒して調理しなければならない。高知出身の友達の実家にお邪魔した時、イタドリをご馳走になったのを思い出す。とても素朴で美味しかった。所属するひとくらクラブの野草料理例会でも、イタドリの煮物が提供され舌鼓を打つ。僕も真似してみたが茹で過ぎて失敗した苦い経験を持つ。


「虎杖の 控える雌花 立つ雄花」