ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

薬師草


 ヤクシソウなどと言うと如何にも薬草の様な名前だが、花を乾燥させたものが腫れ物に効くぐらいで他の薬効は無いようである。山間部の崖などに群生を観る事が出来る。花期は8月からと言うがやはりこれも秋の草花のイメージが強い。葉っぱが薬師如来の光背に似ているからという説がある。他にミガミグサやチチグサとかウマゴヤシなどと言われ、そちらの方が植物の特徴を表し納得出来る。何時も名前の由来を調べる時には、山渓の名前図鑑「野草の名前」全3巻に頼っている。
 花の形はロクが好きなアキノノゲシに似ているが、ヤクシソウはキク科オニタビラコ属で属が異なる。花期が終わると花を垂れるという特徴を持っている。2年草だから春の根生葉の時期に採取して食用にする。茹でて辛子マヨネーズで食べたり、タンポポと同じように生葉をサラダにしたりして春の苦味を楽しむ。苦いところから薬師草になったという説もある。


「薬師草 時を告げそな 十二枚」

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