ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

外来魚


「守ろう日本の淡水魚:外来魚に脅かされる日本の水辺の生物多様性」というテーマの地球環境『自然学』講座で、如何に外来魚が日本の在来種を危機状態にしているかという興味あるテーマだった。講師は近畿大学名誉教授の細谷和海先生。日本魚類学会の会長もされておられる方で、如何にして外来魚を駆除するかに日夜頭を悩ませておられる。
 生態系の中で外来魚がどのような負の効果をもたらしているか。生態的影響・遺伝的影響・病原的影響と計り知れない未知の影響(フランケンシュタイン効果)など多岐に渡る負の影響を与え続けている。
 我々素人目にも外来魚の食害はよく知るところである。ブラックバスやブルーギルの侵入で在来種が絶滅の危機に瀕している。遺伝子的には近縁種との交雑が心配される。今までそこの環境に順応して来た在来種が、交雑によって染色体が不整合になり、種の保存が出来なくなったり、反対に淘汰されて外来種の形態だけの個体群になったりする。また無抵抗な在来種に新たな病原菌が持ちこまれる危険性もある。
 外来魚の定義は外国から持ち込まれた国外外来魚以外に、日本国内で地域移動させたものも国内外来魚とされている。他に人工改良された錦鯉や、今人気のヒメダカなどを野外に放流した時点で第3の外来魚とみなされる。
 何故生物多様性を守ることが人類にとって重要かを3時間にわたり、系統だった話を拝聴出来たが、成るほど成るほどと頷くばかりだった。ブラックバスを食べようという試みもあるが、それは産業に結び付くので駆除にならないとの話にも納得出来た。


「泡沫と 落葉の如く 魚の去り」