ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

舩谷山~深山

              公園内こそすいすいと

               やっと頂上だよ!


 1ヶ月ぶりの山歩きは「ささやまの森公園」を起点とした舩谷山(730m)~深山(790.5m)ルートだった。2木会は概ね健脚組とされているので覚悟はしているものの、2週間ほどしか筋力は持続してくれないので、かなり堪える山歩きになった。1ヶ月前がアルコール解禁日で、2キロほど夏太りしてしまったのを、元に戻す努力の最中だった。弱音は吐けないので、最後部を遅れてはならじと必死でついて行った。
 公園内にはクマ出没の注意書きが掲示されている。バーダーグループからも「登山道でクマが出たらしいからご注意を!」と声をかけられた。目撃情報は2週間前だから、何時までも居座っているはずはないと思いながらも、声を出したりストックで音を出したりしながら歩く。ロクとしては初めてのコースだったので先が読めない。途中に舩谷山という眺望のないピークを通過した。此処は京都・兵庫・大阪の県境に当たるらしい。既にお昼を回っている。深山まであと30分との標識が恨めしい。
 それでも公園から2時間30分ほどで頂上にたどり着くことが出来た。杉が植林されているコースだったので、林床に草花などを余り見かけなかったが、ギンリョウソウやシソバタツナミソウを観察出来たのが、休憩の口実を作ってくれた。オタカラコウの花後もあり、それなりに出番もあった。約2万歩6時間の山歩きで体重が減ったかな?


「梅雨籠り 覚悟しつつの 山歩き」

笹百合(ササユリ)

             ねんてん先生の俳句教室


 今年は奈良のササユリ神事とサークルの例会日が重なるという幸運に恵まれたので、早々年間計画に組み込んでおいた。ところがまだコロナが収束していないと言うことで、一般公開は出来ないと言うことを知らされた。それが今月の17日の例会日である。急遽訪問先を変更しなければならない。ササユリと言えば宝塚市の「西谷の森公園」が思い浮かんだが、昨年も訪問しているので新鮮味がない。そこで有るか無いか判らないが、他を訪ねることにした。例会後に報告できることを願っている。
 それほどまでにササユリは訪ねてみたい植物の一つになっている。というもの自生地が年々少なくなっているからである。最大の要因はシカが捕食してしまうからだろう。あと考えられるのは心ない人の盗掘である。茶花として人気があるが、栽培されたものが使われている。花を手折るだけなら最大限許されても、根こそぎ持ち帰るのは許されない。持ち帰ったところで決して根付かない。条件さえ整えば、種を植えて7年で花を咲かせてくれる。気長に待たなければならないササユリである。特に婦人病の薬効が顕著らしい。「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と美人のたとえに使われてきたのは、これらが全て婦人病の薬草であったとのこと。
 そんなササユリが能勢にはまだ自生している。昨年見付けた株は直ぐに盗掘されてしまったが、今年教えてもらった自生地は、シカも入りづらい人家の法面で、何株かが人知れずに咲いている。ササユリだけはシカにも内緒で愛でたい往年の「さゆりすと」である。


「法面で けなげに生きし 笹百合の」

近況エトセトラ

           屋根の点検中

             幼虫からサナギへの変体中

             6%の第3ビール「ザ・リッチ」


 能勢の家が築30年も越したので少し化粧直しをしてやりたい。数年前の豪雨では能勢が全国ニュースになり、色んなところからお見舞い電話を頂いたことを思い出す。そのときは流石に雨漏りまでしてしまうほどの豪雨だった。そんなこともあり屋根の点検と塗装だけはしておきたいと思っていた。最近、京都南部と大阪北部周辺で地震が増えてきたのも気になる。阪神淡路大震災時に外壁部に亀裂が入り、一応の応急手当はしてもらった。その個所に再び切り傷が拡がってきた。いずれにしても屋根補修には足場を組まなければならないので、ついでにクラック個所の修理もしておきたい。いかほど用意しなければならないか?その見積もりに来てもらった。
 壁面を業者と一緒に観ていると、ジャコウアゲハの幼虫が一匹へばりついている。少し小ぶりの幼虫だがサナギになるために準備をしている。10日もすると今年第1号の羽化が観察出来るかもしてない。
 メンテナンスに思わぬ出費が想定されるので、日常生活を切り詰めなければならない。そこへ持ってきて、ものみな値上がりラッシュである。とりあえずの自衛手段として今まで愛飲していた第3ビールの「金麦」から、アサヒの「ザ・リッチ」に乗り換えた。価格こそ変わらないがアルコール度数が高いというのが嬉しい。飲まないという選択肢はない。2本飲みたいところを1本で我慢出来るという小市民的発想である。いまの物価高騰を許容範囲だとうそぶく輩には自衛手段など必要ないのだろうなあ~。


「ビールにも 選択迫る ハムレット」

大金鶏菊(オオキンケイギク)

        特定外来生物の規制を受けるオオキンケイギク

            河原には籠脱けしたサボテンの花まで


 黄花コスモスに似たオオキンケイギクが花盛りである。この植物が外来生物法に基づく特定外来生物として栽培したり、販売したり出来ないという事をまだ認識されていないように見受けられる。特定外来生物として規制されるのは栽培(飼育)・運搬・保管・輸入・野外への放出(種まき)・販売などが、罰則規定を設けて禁止されている。ところが綺麗な花だから、黄花コスモス感覚で周辺に種を蒔れたのだろうと思われるぐらい、あちらこちらで群落を見かける。
 外来生物法では、個人でも違反すれば3年以下、100~300万円以下の罰金が課される。法人の場合は違反行為によって5000万円以下~1億円以下という重い罰則が課されることになっている。それほどまでに生態系に悪影響を及ぼす外来生物に関しての規制は厳しい。
 規制される動物類ではマスコミでも話題になるが、植物に関してはニュースソース性に乏しいのか余り報道されない。オオキンケイギクを持ち帰り近所に植えても、基本的には善意の行為だから、法の規制を知らない人から罰金を取る訳にはいかないだろう。ということで知った人から口伝で広めていくしかないのかな。でもそれでは追っつかない。全て人間の作為によって生態系の乱れが引き起こされた。人間が絶滅危惧種の最右翼にいることを知らない愚かさを、オオキンケイギクの逞しさがあざ笑っているようだ。


「8月の 特攻花との 異名まで」

久し振りのコンサート


 能勢で落語などの文化発信に取り組んでおられる「やまぼうし」さんと「門屋」さんが、今回は落語を離れてコンサートを企画された。ほぼ地元のミュージシャンたち3グループを招いてのコラボコンサートである。フルートアンサンブル、南米の民族ハーブのアンサンブル、バイオリン・ピアノ・ソプラノのトリオたちである。
 250人限定でチケット販売されたが、開催日を待たずに完売するほど、地元の応援団の頑張りなど人集めに寄与されたようである。当日来られた方には入場をお断りしなければならないという盛況ぶりだった。
 毛色の違う演奏を楽しみ、ピクシーズ(妖精)トリオの演奏でコンサートは最高に盛り上がる。やはりボーカルが加わると、観客もスイングしたりして舞台と一体化してくる。ピアノとバイオリンが親娘というもの異色だし、手話付きのソプラノも惹きつけられる。彼女たちは「たそがれコンサート」でもお馴染みだったから、より近しく感じられた。
 我が混声合唱団も練習を再開されたが、まだ皆で声を出す勇気がないので参加できていない。声の蛇口が錆び付いてしまっているので、そろそろ声出しに行こうかなぁ~と後押しされるコンサートだった。


「500円 コーヒー飲むよな コンサート」