狐孫
可愛い唇弁花を穂状花序につけているキツネノマゴです。名前は花穂が狐の尻尾に似ているとか、ママコナから来ているとか諸説あります。清の時代には目薬にしていたとのことで、別名でメグスリバナともいわれています。食用、薬用として古くから利用されていたようで、解熱や風邪に薬効があり、浴湯剤にすると腰痛や神経痛に効くようです。
別に決まりはないのですが、花はだいたい2つほどつけているのがよく目に付きます。ルーペで覗くと下唇の真ん中あたりが白く星状に観えます。唇弁花はだいたいシソ科かなと思っていましたがキツネノマゴ科だったのです。3年前にアップしたハグロソウも仲間です。
「草の花 土手のあちこち 車座で」